制作・出演 : 財津和夫
ONE WORDONE WORD
かつては青春挽歌だった(11)だが、今となっては青春回想の歌に聴こえてくる。“ポップス=脳天気”ではないと言いたげに、青春の日々にこだわるなと諭す(1)など、人生訓を思わせるフレーズが目立つアルバムで、団塊の世代のため息を思わせる(4)は辛い歌だ。
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「青春の影」「サボテンの花」はリメイク・ヴァージョン。ただし「サボテンの花」はオリジナル・ヴァージョンに軍配をあげる。この版は変にできあがっちまっていて、ミズミズしさに欠ける。ここで一丁上がりでは、あまりにも悲しいではないか。もっと燃えろ。