制作・出演 : J.S.バッハ
イタリア協奏曲イタリア協奏曲
「ゴールドベルク」に続く熊本マリのバッハ第2弾。「バッハが好き」という心情がストレートに伝わってくるような、伸びやかで明るい演奏である。これほど聴いていて気持ちのいいバッハはそうあるものではない。それでいて中身も濃いのである。
バッハ:「パルティータ」全6曲バッハ:「パルティータ」全6曲
このパルティータ全曲には、園田氏の、現代のピアノにふさわしいスタイルで描きあげた魅力の演奏が詰まっている。6曲それぞれの性格を明確に弾きわけながら、軽快な律動感と抒情を豊かな響きで奏でている。作品を身近に感じさせる演奏だ。
グレン・グールド・エディション<30> バッハ:イギリス組曲グレン・グールド・エディション<30> バッハ:イギリス組曲
グールドはバッハではチェンバロを強く意識して弾く。ノンレガートや装飾奏法などまさにcemの世界を思わせ、それがバッハの音の運動性をより鮮明にきわだたせていて、印象的なのだ。平均律などより親しみ易い曲だし、演奏だ。
グレン・グールド・エディション<31> バッハ:フランス組曲 フランス風序曲グレン・グールド・エディション<31> バッハ:フランス組曲 フランス風序曲
グールドの一連のバッハ録音の1つ。幾度聴いても感銘新たな演奏で、これはグールドのバッハのレコードに共通していることだが、楽譜を自由に扱いながら、生き生きとして感興溢れる音楽を紡ぎ出している。装飾音の扱いだけとっても、聴き手をこれだけ楽しませてくれる演奏は稀だろう。
バッハ名曲アルバムバッハ名曲アルバム
バッハの音楽は、どのような楽器で演奏しようとバッハであり続ける強靱さを備えている。しかし園田は作品のキャパシティの広さに甘えることなく、“範”を常に意識しながら弾き進む。そこに現われる音楽はピリリと引き締まり、緊張感に溢れている。