制作・出演 : J.S.バッハ
フィッシャーのデッカ移籍第1弾で、弾き振り。以前の録音では適度にロマンティックな表情をちりばめていた彼女だが、そうした過去と決別するかのようにすっきりと現代的なバッハを描いている。最近のハーンよりもいっそう辛口かもしれない。音質も最上級。
柔らかなタッチを多用するせいか、ほんのりとした甘さを感じさせる「平均律」である。もちろん、機に応じて音色や雰囲気を一変させたり、緩急や強弱に思わぬ味付けを施したり……といった創意も満載。この大作を清新に彩るシュタットフェルトの非凡な発想に脱帽だ。
ベストセラー『頭がいい人、悪い人の話し方』の著者として知られる樋口裕一が監修を手がけたバッハ・コンピレーション・アルバム。バッハの聴き方で“人間力”を鍛えるというテーマで制作されている。
制作・出演
J.S.バッハ / アカデミー室内管弦楽団 / ウィリアム・ベネット / グラハム・シーン / シーリア・ニックリン / ジョージ・ケアド / ネヴィル・マリナー / バリー・デイヴィス / マイケル・レアドフルートが主役の第2番、第2曲の「エール」(G線上のアリア)が有名な第3番、編成が大きく華やかな第4番の組み合わせ。マリナーの流麗な演奏、第2番でのベネットのフルートの美しさなど、聴きどころ満載だ。
ガーディナーとのカンタータ録音でも知られるテイラー。当盤は彼が結成したアンサンブルとによる教会作品オムニバスで、よいところ取りの感は残るものの、バッハの宗教的な深さと多彩な創造性を流れよく示している。滑らかで淀みのない歌と、精緻で温かみが通った合奏が心地よい。
制作・出演
BBC合唱団 / J.S.バッハ / アグネス・ギーベル / オットー・クレンペラー / ジャネット・ベイカー / ニコライ・ゲッダ / ニュー・フィルハーモニア管弦楽団 / フランツ・クラス / ヘルマン・プライ制作・出演
AlexisKossenko / DavidPlantier / J.S.バッハ / OlivierBenichou / エマニュエル・アイム / ナタリー・デセイ / ニール・ブラウ / パトリック・ボージロー / ル・コンセール・ダストレデセイとアイムの組み合わせがバッハの世俗カンタータに清々しい光を当てた、美しい演奏。響きは前者、進行は後者、互いの信頼関係で成立する見通しの良さが作品に新たなベクトルを拓いたことで、理屈を超えて(さらなる高みでの)感覚的な美が創生される。
バロック音楽は、体がリラックスした時に脳から出るアルファ波を導き出す効果があるとされている。そんなバロック最大の作曲家バッハの名曲を集めた本作は、至福のひと時を提供してくれる。
レオンハルトの3度目の録音。きめ細かなアーティキュレーションとフレージング、独特なアゴーギグなど、グールドに匹敵する大胆な演奏は今でも刺激に満ちている。レオンハルト円熟期の問題作だ。
制作・出演
J.S.バッハ / アラン・クールモン / アラン・メイエ / ジェラール・ジャリ / ジャン=フランソワ・パイヤール / パイヤール室内管弦楽団ソリストたち / パトリック・ガバール / ブリジット・アンジェリス / レイモン・グラタール発売元
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