音楽むすび | ジャンル : J-POP > フォーク・ニューミュージック

スター・チャイルド系の主題歌を中心にしたレア音源も含む企画ベスト盤。アニメ・ファンなら感涙だけど純粋な森口ファンには脈絡のない作品が羅列されてる印象。しかし、隠したい過去を堂々と清算する姿勢には大拍手。歌唱力は意外にまとも(ゴメン)。

往年の名曲をスーパープライスで！

「幸せになってどこが悪いのよっ」とばかりにきわめてきた上昇志向路線がいったんいきつくとこまでいきついたら、(歌における)強気もやや薄らいだようで少々淋しい。ハワイ録音でリゾート帰りするのはいいけど、やっぱこの人はどっか金ピカでなきゃ。

ニューミュージックの正統派、因幡晃のベスト盤。このアルバムはいつもよりポップな仕上がりで、(16)はもちろんのこと、ヒット曲(1)(5)、ベスト盤の顔(4)、久しぶりに会う(2)。どれも歓喜する曲ばかり。鑑賞するファンには一番無難な作品かも。

素直といえば実に素直な詞とメロディで、いいの悪いのといったレベルを超越したところで勝負されてしまっちゃかないません。可愛気いっぱいに一生懸命に“告白”しているのだから、その気持ちを受け入れずしてなんの男ぞ。もう少し大人の詞も聞いてみたい。

あがた森魚、佐野元春、大貫妙子、山下達郎などのカヴァーが中心の、後への転機になったと言われる作品。ピアノの弾き語りによるシンプルな演奏だが、自然体の包容力はやはりこの人ならではの世界。制作過程を追った映像も後に発売されたが、これも必見の内容だ。