ジャンル : ロック・ポップス > ハードロック・ヘヴィメタル
サバトンの現ギタリスト:トミー・ヨハンソンが解き放つ“壮大なる”メタル・プロジェクト、マジェスティカ。 パワー/スピード/メロディ/シンフォニックの奔流が天高く飛翔する。 2016年にサバトンに加入、バンドの音楽性において重要な一角を占める存在となったトミー・ヨハンソン。 彼は卓越したテクニックを誇るギタリストであるのと同時に、サバトンの日本公演ではシンガーのヨアキムに“バカ”とツッコまれ、 日本のファンから親しみを込めた“バカ!”コールが湧き上がる、愛されキャラでもある。 サバトン加入前の2000年に自らのバンド、レイン・エクシードでデビュー。矢継ぎ早に6枚のアルバム(+2枚のカヴァー作)を発表、 疾走系メロディック・スピード・メタルで愛好家のハートを貫いてきたトミーだが、サバトンへの加入を経て心機一転。 バンド名をマジェスティカと改名、再デビューを飾ることになった。 スピード/スリル/センチメンタリズムの“3S”時代の到来を高らかに宣言する本作。 (1)「アバヴ・ザ・スカイ」、(5)「ザ・ウェイ・トゥ・リデンプション」での魂を揺さぶるメロディの高揚感、(8)「ザ・レジェンド」での 勇壮なシンフォニックの調べは、我々の心に宿るメタル・スピリットを鼓舞する。一方、(6)「ナイト・コール・ガール」の抗いがたいフックは、 メタル者の魂のヒット・チャートで1位を独走するであろう。レイン・エクシード時代のクラシックスに新しい生命を吹き込んだ(7)「フューチャー・ランド」は トミーの進化ぶりを再確認させてくれるし、メロディック・スピード・メタルとクイーンばりのヴォードヴィル・スタイルが交錯する (9)「ファーザー・タイム (ホエア・アー・ユー・ナウ)」、タイトルだけで“ウケ”を取れる(4)「モトリー・トゥルー」など、 エンタテインメント性も極めて高い。世界のメタル・コミュニティの絆を歌い上げる(10)「アライアンス・フォーエヴァー」に至るまで、 このアルバムにはトゥルー・メタルの戦士が求めるものすべてがあるのだ。 「ハロウィン、ストラトヴァリウス、ガンマ・レイに通じるリアル・パワー・メタルを期待して欲しい」とトミーは語る。 鋭角的なリフとテクニカルなソロで魅せるギターに加えて、トミー自らのハイトーン・ヴォイスが本作では冴え渡っている。 「マイケル・キスク(ハロウィン/パンプキンズ・ユナイテッド)、ティモ・コティペルト(ストラトヴァリウス)、 セバスチャン・バック(元スキッド・ロウ)から影響を受けた」と語り、トワイライト・フォースの代役ヴォーカリストとして ステージに立ったこともある彼のスクリームに、多くのファンが戦慄を覚えるに違いない。 ウリ・カッシュがレコーディングに参加。ガンマ・レイ『サイ・ノー・モア』(1991)、ハロウィン『マスター・オブ・ザ・リングス』(1994)など パワー・メタルの名盤の数々でプレイしてきた彼の叩き出すビートは、大地を揺るがす迫力を生み出している。 2019年、トミー・ヨハンソンが本作、そしてサバトンの新作『ザ・グレイト・ウォー』の両輪を駆って疾走する。新たなる高みに向かって、鋼鉄の飛翔が始まった。 本作には2曲のボーナストラックを収録。(11)「フューチャー・ランド(2002)」は本作収録曲(7)の、レイン・エクシード時代の2002年に書かれたヴァージョンだ。 (12)「スペースボール」は米国のヴォーカル・グループ、スピナーズのカヴァー。伝説のSFコメディ映画『スペースボール』(1987)挿入歌として、マニア人気の高い曲だ。 【メンバー】 トミー・ヨハンソン (ヴォーカル/ギター/キーボード/オーケストレーション) アレックス・オリズ (ギター/ヴォーカル) クリス・デイヴィッド (ベース/ヴォーカル) ウリ・カッシュ (ドラムス)
「ベイエリア・スラッシュ」を代表するサンフランシスコのベテラン・スラッシャー、デス・エンジェルが通算9枚目スタジオ・アルバムを リリース!初期衝動と整合性が同居、自己のアイデンティティを完璧に封じ込めた会心作が誕生! チルドレン・オブ・ボドムのアレキシ・ライホがギター・ソロでゲスト参加! ベテラン・ベイエリア・スラッシャー、デス・エンジェル。その結成は82年にまでさかのぼる。 メタリカがサンフランシスコに引っ越してくるのが83年のことだ。つまりデス・エンジェルは、 その創成期からスラッシュ・シーン最前線にいたのである。80年代当時の彼らは、メンバー全員が血縁関係にあること、 そしてとても若いことが話題になっていた。何しろ当時のドラマー、アンディ・ガレオンは72年生まれ。 つまりバンド結成時わずか10歳。ファースト・アルバム、『The Ultra-Violence』(87年リリース)製作時でも、まだ14歳。 すなわち中学生だったということだから、驚きである。 「デス・エンジェル」=「死の天使」というバンド名、そして「Ultra-Violence」=「過剰な暴力」という残虐なイメージとは異なり、 彼らの音楽性は、メタリカを規範としたベイエリアのバンドのそれそのもの。複雑な曲構成、そしてサタンに頼らぬ歌詞を得意とした彼らは、 言うなれば「インテリジェント」なバンドであった。実際、85年のデモ『Kill as One』のプロデュースは、カーク・ハメットの手によるもの。 このデモにも収録されていたデビュー・アルバムのタイトル・トラックは、そんな彼らのアイデンティティを最もよく体現していた曲だ。 というのもこれ、10分超というスラッシュ界では異例の大作というだけでなく、インストゥルメンタルでもあったのだから、 その先進性は相当のもの。さらにこれを、14歳のドラマーが叩いていたわけだから、その早熟ぶり、衝撃がよくわかるだろう。 当然『The Ultra-Violence』は、大きな話題となった。 80年代後半は、デス・エンジェルに加え、テスタメント、フォビドゥン、ヒーゼンといったベイエリアのスラッシュ・メタルが、 世界的に大きな注目を浴びた時期である。だが同時に、スラッシュ・メタル・バンドにとっては、難しい時代を迎えつつあったのも事実。 メタリカの商業的大成功と、アンダーグラウンドにおけるグラインドコアやデス・メタルの台頭。この挟み撃ちを受けたスラッシュ・メタルは、 何らかの方向転換を迫られ始めた。少なくともスラッシュ・バンドたちは、そういう強迫観念に駆られた。 スラッシュ・メタル・バンドが、そのままスラッシュをプレイし続けるという選択肢は無かったも同然なのだ。 『Frolic Through the Park』(88年)、『Act III』(90年)とアルバム・リリースを重ねていったデス・エンジェルも、方向転換を余儀なくされた。 彼らはファンク的な要素やアコースティック・ギターなどを大胆に導入し、スラッシュ・メタルの持つ暴虐性から離れていくという選択をした。 さらに90年には、ツアーバスの事故という不運に見舞われる。結局91年にはヴォーカリストのマーク・オゼグエダが、日本公演を最後に脱退を表明。 残されたメンバーはThe Organizationと名前を変え、時代に即したオルタナティヴ・ロック的アプローチで活動を継続するが、95年に解散してしまう。 デス・エンジェル名義としては10年ぶりとなる復活劇を遂げたのが01年のこと。 癌を患っていたテスタメントのチャック・ビリーのチャリティ・コンサート出演のため、彼らは再結成を果たしたのだ。 もともとは一夜限りのはずだった。だが、みんなで集まってみれば、楽しかったあの頃の思い出が蘇ってくる。 ならば、このまま活動を続けてしまえばいいではないか。再結成デス・エンジェルの初のアルバム、『The Art of Dying』がリリースされたのが、04年のこと。 その後『Killing Season』(08年)、『Relentless Retribution』(10年)、『The Dream Calls for Blood』(13年)、『The Evil Divide』(16年)と コンスタントにアルバムを発表していった彼ら。特に『Killing Season』以降の作品は、メタル純度の高いスタイルとなっており、スラッシュ・メタル創成期から シーンに関わっていたバンドとしてのアイデンティティ、プライドにあふれた、まさに吹っ切れた作品になっている。 今回リリースになる3年ぶり、9枚目のアルバムとなる『ヒューマニサイド』も素晴らしい仕上がりだ。 まさにインテリジェントなスラッシュ・メタル・バンドの面目躍如。スラッシュの信念を頑なに守りつつも、パンクやロックンロール的なアプローチをちらつかせ、 さらにはお得意のアコースティック・ギター、果てはピアノまでをも用いたプログレッシヴな味付けも見せる。 「世の中がおかしなことになっていることは明らかだ」というロブ・ キャヴェスタニィの主張は、『ヒューマニサイド』(=核戦争や環境破壊に起因する人類絶滅) というタイトルにもよく表れている。狼がうろついているアルバム・ジャケットも、人類滅亡後の荒廃した世界を描いたものだ。 だが、そのメッセージはあくまでポジティヴなもの。これも実にデス・エンジェルらしい。「理想の世界を実現するにはどうすれば良いか」と、 彼らは前向きに問いかけるのだ。前作同様ジェイソン・スーコフ、テッド・イェンセンのコンビによるミキシング、マスタリングも完璧。 すでに30歳を超えたベイエリア・スラッシュ・メタルの伝統も、デス・エンジェルがいる限り安泰だ。 なお、本作にはチルドレン・オブ・ボドムのアレキシ・ライホがギター・ソロでゲスト参加している。 【メンバー】 マーク・オセグエダ (ヴォーカル) ロブ・キャヴェスタニィ (ギター) テッド・アギュラー (ギター) ウィル・キャロル (ドラムス) デミアン・シッソン (ベース)
未来型スペース・ファンタジック・メタル! ! 世界を席捲するか、グローリーハンマー登場! ! 欧州で人気急上昇中、話題のスペース・メタル・バンド、グローリーハンマーのメタル・フロンティア移籍となる注目の新作! !
これぞアメリカン・ハードロックの醍醐味!ソニー移籍第1弾。 “ロック・ヴォーカル請負人”として様々なバンドやプロジェクトで活躍してきたジェフ・スコット・ソート自身の プロジェクトSOTOの3作目はソニーミュージック傘下のインサイドアウト移籍第1弾。 19歳の時にイングヴェイ・マルムスティーンに見出されて以来、タリスマン、ニール・ショーンのソウル・サーカス、ジャーニー、 クイーン・トリビュート・プロジェクト「Queen Extravaganza」、そして2017年にマイク・ポートノイ(Dr)、ビリー・シーン(B)、 ロン“バンブルフット”サール(G)、デレク・シェリニアン(Key)という凄腕たちと結成したスーパーグループ=サンズ・オブ・アポロと、 長年HR/HMの第一線で活躍。そんなジェフが2015年に始動させたソロ・プロジェクがSOTOだ。本作『オリガミ』はジェフのパワフルでエモーショナルな 骨太ヴォーカルを存分に生かしたウルトラ・メロディック・サウンドが炸裂、アメリカン・ハードロックならではのタフでポジティヴなエナジーが 充満している。本編ラストを飾るパワーバラード「ギヴ・イン・トゥ・ミー」はマイケル・ジャクソンのカヴァー。 海外用に加え日本限定ボーナス・トラックも収録。