ジャンル : クラシック > 交響曲
ベートーヴェン:交響曲第7番 交響曲第8番ベートーヴェン:交響曲第7番 交響曲第8番
壮年期から円熟期のショルティ全盛時代におけるシカゴ響との記録。第7番は、リズムの切れや躍動感など、ショルティの真骨頂が良く出た演奏で評判が高い。第8番における均整美も特筆ものだ。
ベートーヴェン:交響曲第9番≪合唱≫ベートーヴェン:交響曲第9番≪合唱≫
制作・出演
イヴォンヌ・ミントン / サー・ゲオルグ・ショルティ / シカゴ交響合唱団 / シカゴ響 / ショルティ / スチュアート・バロウズ / ピラール・ローレンガー / ベートーヴェン / マーガレット・ヒリスショルティの音楽監督就任によって、一時停滞していたシカゴ響は甦り、世界有数のオーケストラであることを改めて世界に認知させた。本作は、その一助となったベートーヴェン交響曲全集の白眉である第九。
マーラー:交響曲第1番≪巨人≫マーラー:交響曲第1番≪巨人≫
マーラー交響曲全集の最後の録音。第1番にしてすでに独創的な曲想・描法を駆使した精緻な音楽は、きわめてロマンティックな様相を呈しているが、ショルティは一切の虚飾を廃した演奏に徹している。
マーラー:交響曲第3番ニ短調 他マーラー:交響曲第3番ニ短調 他
制作・出演
イヴォンヌ・ミントン / グレン・エリン児童合唱団 / シカゴ交響女声合唱団 / シカゴ交響楽団 / シカゴ響 / ショルティ / ジェームズ・ウィンフィールド / ヘルガ・デルネシュ / マーラーマーラー:交響曲≪大地の歌≫マーラー:交響曲≪大地の歌≫
新古典主義演奏の権化のようなショルティによる面目躍如とした演奏。本作には世紀末も、耽美主義も、東洋的諦観もない。あるのはスコアに書かれた音符の響きだけだが、この響かせ方は尋常の美しさではない。
マーラー:交響曲第8番≪千人の交響曲≫マーラー:交響曲第8番≪千人の交響曲≫
制作・出演
アドリアーネ・ケイロス / エリン・ウォール / カルヴ・アウレリウス少年合唱団 / トワイラ・ロビンソン / ピエール・ブーレーズ / ベルリン国立歌劇場合唱団 / ベルリン国立歌劇場管弦楽団 / ベルリン放送合唱団 / マーラー13年をかけた全集の完結編。感情に溺れずスコアを明晰に提示するという態度(ドライとは違う)はいかにもブーレーズらしく、これだけの超大作にもかかわらず、次々と現れる作曲家のアイディアを彫琢して余すところがない。ハーモニウムなどの特殊楽器の扱いも丁寧。★
ハイドン:交響曲第94番≪驚愕≫ 交響曲第101番≪時計≫ハイドン:交響曲第94番≪驚愕≫ 交響曲第101番≪時計≫
リヒターがベルリン・フィルと残したハイドン。まさに虚飾を排した古典的な均整美をたたえた演奏で、バッハでみせるリヒターとは違う一面と相通ずる面が同居している。興味の尽きない一枚だ。