ジャンル : クラシック > 協奏曲
イタリアの人気ジャズ・ピアニスト、ボラーニによるガーシュウィン・アルバム。ジャジーで奔放なボラーニのピアノに、シャイーとライプツィヒ・ゲヴァントハウス管もノリノリでサポートしている。
ユジャ・ワンの3枚目にして、待望の初協奏曲アルバム。すでに世界中の一流オーケストラとの共演も多いワンだけに、アバドの万全のサポートの下、マーラーco.も聴き応え十分な、堂に入った演奏を繰り広げている。
ともにエドウィン・フィッシャーの弟子である、バドゥラ=スコダとジャノーリによるモーツァルト。しかもシェルヘン、ウィーン国立歌劇場管がバックを支えているとなれば、これは見逃せないアルバムだ。
バティアシュヴィリのDG移籍第1弾。ソ連邦下、何らかに抑圧を受けた作曲家の特集という、バティアシュヴィリならではのコンセプトに貫かれたアルバムだ。彼女の意欲がほとばしる注目作だ。
制作・出演
KilianHerold / MatthewHunt / RodrigoBlumenstock / ウルリッヒ・ケーニヒ / ドイツ・カンマーフィルハーモニー・ブレーメン / パーヴォ・ヤルヴィ / ベッティナ・ヴィルト / ベートーヴェン / 仲道郁代2005年に発売の第3、5番に続く全集の完結編。ベートーヴェンのソナタ全集を録り終えた数ヵ月後の、充実しきっていたころの録音だ。古楽奏法も取り入れたヤルヴィのもと、仲道の的確な演奏が冴えわたっている。
制作・出演
J.S.バッハ / アレッシオ・アレグリーニ / オッターヴィオ・ダントーネ / クラウディオ・アバド / ジャック・ズーン / ジュリアーノ・カルミニョーラ / ミカラ・ペトリ / モーツァルト管弦楽団 / ラインホルト・フリードリヒごく小編成による演奏で、響きは軽く、テンポは非常に速い。ソリストにはリコーダーのペトリなど、豪華な顔ぶれが含まれている。非常に明るく生き生きとしており、ここではアバドはほとんど何もせず、奏者たちの自主的なアンサンブルで弾ききっているような風情。
制作・出演
AnghelescuCostin / KopkaAlexandr / アントニン・ハラディル / タルティーニ / チェコ・ナショナル室内管弦楽団 / ヤクブ・セドラチェック / ヤン・ハーズネル / ヤン・ヒクルダ / ヤン・ブリアンチェコ・ナショナル響の創設者であり首席奏者、ハーズネルの日本デビュー盤。チェコの管といえば、その独特の色つやで有名であるが、ハーズネルもその一翼を担っている。2大トランペット協奏曲を含む5曲を収録。
1986年ノルウェー生まれのフラングによる、日本デビュー・アルバム。有名コンクールを経ずしてキャリアを積み上げてきて、アルゲリッチやクレーメル、ムターらに認められている逸材の注目のアルバムである。
ジャノーリは、コルトーの高弟ということだが、同じく師事したレヴィやナットに近く、新即物主義の洗礼もかなり受けているようだ。このメンデルスゾーンも端正で抑制のきいたファンタジーを感じるが、きびきびしたディテールの明瞭な音楽を作る。また、若きホルヴァートの好サポートも見逃せない。