ジャンル : ジャズ > フュージョン
通好みの名盤を多く残したザナドゥ・レーベルの復刻盤が登場。なかでもバリー・ハリスが崇拝してやまなかった名作曲家、タッド・ダメロンをトリビュートしてトリオ演奏を繰り広げる本作は、いぶし銀ピアノの極致が聴ける誉れ高いアルバム。75年の録音。
ジミー・ヒースが75年のザナドゥ・レーベルに吹き込んだアルバムの初CD化。全6曲中5曲がヒースのオリジナルで作曲家としての優れた素質をのぞかせている。彼のブリブリとしたテナーも味があるが、ベースのサム・ジョーンズの活躍が特に光る。
75年8月の録音。デューク・ジョーダン(p)の起用が、この作品が成功した大きなカギとなったのはいうまでもない。バップ魂ここにあり、といった感じのデュークのピアノに、マクファーソンが実にうまい具合にあおられている。メロディの良さが耳に残る1枚だ。
白人アルト奏者の最高峰コニッツがワン・ホーンでジックリとバラードを歌い上げた素晴らしい作品。かつてクール派と呼ばれた彼が、ここではその面目躍如たるプレイで歌心を表出してみせる。円熟期を迎えて益々表現に磨きの掛かったコニッツに注目を。
マリオンのピュアなスピリッツあふれた久々の新作アルバムは、ギターを加えたクインテット編成。ジョン・コルトレーンの遺作である『エクスプレッション』中の1曲、「オファリング」をアルバム・タイトルに掲げ、ジャズの巨匠へ演奏を捧げる感動盤。
ブラジルから登場し、70〜80年代にさまざまなジャンルに足跡を残したデオダートの本領発揮ともいえる79年のアルバム。ブラジリアン・ミュージック、ジャズ、ロック、ディスコ、はてはクラシック……、数々のエッセンスの見事なまでのクロスオーヴァー。
映画『真夏の夜のジャズ』の冒頭を飾ったジュフリー・トリオ。アトランティック時代の最終作である本作は。その映画と同じメンバー。組曲風の構成だがわかりやすく、ウェスタン・カウボーイの生活を描写した緻密なアンサンブル&ソロが素晴らしい。
アトランティック時代のロイドといえば『フォレスト・フラワー』と『ドリーム・ウィーヴァー』が有名だが、本作はノルウェーの首都オスロにおける実況録音。ライヴ盤にありがちなヒット曲オンパレードではなく、ロイドの意欲漲る自作で構成されている。
アトランティック創立50周年記念の再発作品。独自のスタイルと類まれな才能で、時の人となったトランペット奏者フレディの69年NY録音。ケニー・バロンのオリジナル(3)、(5)はボサ・ノヴァ風。(4)はジャズ・ロックっていうのね。勉強になります。
スーパー・ドラマー、ビリー・コブハムの75年の名作の日本初CD化。ブレッカー・ブラザーズやジョン・スコなども参加している、名曲「サム・スカンク・ファンク」のコブハム・ヴァージョンが聴きもの。パワフルなドラミングは、いつ聴いてもやっぱりすさまじい。
フュージョン・ミュージック全盛期、ヨーロッパ・ツアーのライヴ。ビリー十八番の怒涛のタムの連打にデュークのファンキーなキーボード・プレイと二人の持味が存分に出ている。しかしこのドラムの鬼のような叩きまくり方は半端じゃない。オソレイリマシタ!
玄人うけするギタリスト、コーネルのソロ・デビュー作。74年に発表されたものだが、ここにはブルージーで興味深いプレイが沢山ある。ファンキーな味わい、洗練されたブルース・プレイと、これこそクロスオーバーと言うべきものだろう。名盤。
感性の扉を開き、ヴァーサタイルに活動するのは今や珍しくも何ともない。70年代から実践していた凄腕がレニーだ。ソウル、ファンク、ラテンといった要素をふんだんに取り入れた演奏。なかには時代ががったものもあるけどご愛嬌。スピリットが躍動している。
フュージョン・ブームで一躍知られることになった、活動は地味だが評価はたかく、一時マイルス・バンドにも参加したギタリストの79年発表、ソロ第2弾。スティーヴ・クロッパーのプロデュースで彼のルーツたるブルース感覚が充溢。(3)(7)のもろブルースの歌も彼の自前だ。