発売元 : ビクターエンタテインメント株式会社
元ブランニュー・モンキーズの井出功二と、元PEARLでセッション・ミュージシャンの高砂(b)によるフォーキーなユニットがデビュー。打ち込みと生楽器の組合せはちょっと新鮮な感じがする。いかにも青春してる(1)は青い三角定規のカヴァー。
デジタルとロックを融合させた音を創り出す彼らのミニ・アルバム。ヴァイオリンや管楽器を取り入れ、なおかつ破壊的なサウンドは音の実験をしているよう。voの声もヨイ。(1)はヘッドホンでドーゾ(ハート)。名前は忘れたが花やしきのアトラクション気分デス。★
暑苦しいほど豪快なヴォーカルが、あなたに好き嫌いの判断を迫ります。もう、第一印象の勝負。ソウルフル、とも言えるけどオシャレではなく、もっと泥くさいタイプなのはちょっと珍しいです。アレンジがロック寄りなので、ロック畑にアピールするでしょう。
豊島真千子と桑島法子によるマシュマロ・ポップ・デュオのアルバムは、元ピチカートの高浪敬太郎や、鴨宮諒、元オリラヴの宮田繁男がコンポーザーとして参加。フレンチぽいテイストを感じさせるサウンドはいい感じだけれど、ヴォーカルはわりとフツー。
モンド・グロッソの大沢伸一プロデュースによる第2弾マキシ・シングル。ニューヨリカン・ソウルを手がけたエンジニア、デイヴ・ターリントンを迎えたサウンドは、クラブ寄りのアッパーなポップス。マンデイ満ちるのバッキング・ヴォーカルで参加。
渋谷系ブームの沈静化に伴い、実力のあるグループとそうでないグループの明暗がはっきりとしつつある。そこへいくと彼らは安泰なのだろうなと、この新作を聴いて思った。アコースティック楽器のやさしい音色と爽やかなヴォーカルが青春してていいですな。
ソ連からロシアになっても赤軍合唱団って言うのかしらん。重量級の男声合唱が力まかせに歌う演奏を終始聴かされるのは少々辛いものがある。特に選曲、アレンジのセンスの無さには参ってしまった。「第九」のドイツ語の発音は思わず笑ってしまいました。
1500年前に中東から中国、日本に伝わり、正倉院に現存する日本最古の楽譜を、高橋鮎生が現代のビートで甦らせた。民族楽器が多く使われた本作は、結果的にプログレ的な響きを持った。ヴォーカルでEPO、上野洋子(元ZABADAK)が参加している。
ハード・ロック・ジャズを標榜するN.Y.のオルガン奏者のKANWAWAの96年のアルバム。H.ブロック、A.ジャクスン、D.サンボーンらが参加し、ソリッドなサウンドの即興芸を展開。ジミヘン、MG's、コルトレーンのカヴァーが守備範囲を明示。
色々と味付けをしつつ、メロディアスでハードな音方面のいわゆる米国オルタナティヴ・ロック風といえそうなサウンドは達者。ヴォーカルをはじめとして身体全体から出るようになったら、面白くなるかも……。ここでは丸尾末広の画に押され気味と思う。
元ブリッジの大橋伸行のユニット、ペイトのデビュー盤。コレクターズのメンバーやニール&イライザなどゲストの顔ぶれを見ているだけで音が聴こえてきそうだ。60年代ポップスのおいしいトコロを乾いたギターなどでうまく料理している。カジくんに負けるな!