発売元 : ビクターエンタテインメント株式会社
強情で不器用なワイやけど、おまえが必要なんや…と、たかじんらに代表される“大阪レイニー・ポップ”を見事に表現。特別じゃない、あたり前の生き方を朴訥に暖かく唄いあげる雅。“笑い”も無くきわめて音楽性の高いファースト・アルバム。
元クライズラー&カンパニーの葉加瀬太郎をプロデューサーに迎えた意欲作。しっとりとしたアコースティックな演奏に乗せて“女”が開花じゃ。ジャケットの写真を見ながら聴けば大人と子供の中間期特有のエロティシズムが伝わってきて、ドキドキよ。
人気を博しているのはロック方面からだが、自分の表現としてはフュージョンをやりたいんだよと言っているリーダー作。曲もすべてオリジナル、非常にストイックな印象を与える、硬質かつ透明感の高いフュージョン・サウンドを淡々と繰り広げている。
ニューヨーク州西部に住む先住民の踊りの歌をまとめたCD。92年の録音である。ウォーター・ドラムと牛角製のガラガラによる演奏と歌声からなるが、たいへんシンプルなリズムと音にしっかりと“精”が宿る。企画/プロデュースもした土取利行の解説付き。
カナダ北部に居住するイヌイット(エスキモー)の音楽は、すでにビクターの同じシリーズから東北部のものが1枚出されているが、これは西北部イヌヴィックのもので2枚目である。2週間に一度、町に集まって歌い踊り民族の伝統文化の継承を目指す姿に注目していただきたい。
元ブランニュー・モンキーズの井出功二と、元PEARLでセッション・ミュージシャンの高砂(b)によるフォーキーなユニットがデビュー。打ち込みと生楽器の組合せはちょっと新鮮な感じがする。いかにも青春してる(1)は青い三角定規のカヴァー。
デジタルとロックを融合させた音を創り出す彼らのミニ・アルバム。ヴァイオリンや管楽器を取り入れ、なおかつ破壊的なサウンドは音の実験をしているよう。voの声もヨイ。(1)はヘッドホンでドーゾ(ハート)。名前は忘れたが花やしきのアトラクション気分デス。★
暑苦しいほど豪快なヴォーカルが、あなたに好き嫌いの判断を迫ります。もう、第一印象の勝負。ソウルフル、とも言えるけどオシャレではなく、もっと泥くさいタイプなのはちょっと珍しいです。アレンジがロック寄りなので、ロック畑にアピールするでしょう。
豊島真千子と桑島法子によるマシュマロ・ポップ・デュオのアルバムは、元ピチカートの高浪敬太郎や、鴨宮諒、元オリラヴの宮田繁男がコンポーザーとして参加。フレンチぽいテイストを感じさせるサウンドはいい感じだけれど、ヴォーカルはわりとフツー。
モンド・グロッソの大沢伸一プロデュースによる第2弾マキシ・シングル。ニューヨリカン・ソウルを手がけたエンジニア、デイヴ・ターリントンを迎えたサウンドは、クラブ寄りのアッパーなポップス。マンデイ満ちるのバッキング・ヴォーカルで参加。