発売元 : マーキー・インコーポレイティド株式会社
キーボードもフィーチャーしたフィンランドのヘヴィ・メタル・バンドのセカンド。多少テクノっぽいモダンな味も付けつつ、ブルータルなメロディック・デス・メタル道を突き進む音だが、潔いから説得力がある。ボーナス・トラックの(11)はメガデスのカヴァー。
フィンランドの5人組メロディック・メタル・バンドの3作目。当初は主にパワー・メタル・フリークから注目を浴びていた彼らだが、今作では元より持っていたオールド・スタイルのハード・ロック色が強くなっている。ディオのカヴァーがボーナス収録。
ブリティッシュ・ロックの巨星ジョン・ウェットンと、エイジアのジェフ・ダウンズによるユニットのデビュー作。その音はまさに全盛期のエイジア・サウンドだが、何より無骨で哀愁感ただようジョンのヴォーカルの存在感は圧倒的。往年のファンもあの頃にタイム・アゲインすること必至。
イタリアのシンフォニック・メタル・バンドの、ドラマーの交替劇などを経た4枚目のアルバム。メロディの構築美とスピード感が絡み合いながら根源的なパワーの噴出を導き出すサウンドのさまは、バンドとしての表現が何たるかを突き詰めた彼ららしさを伝えている。
ジャーマン・メタルの雄の6作目。前作同様、ヴォーカルをマッツ・レヴィンが担当。よりソリッドさが加わったパワー・メタル・サウンドと、ネオクラ色全開のギターをフィーチャー。幾多の逆境にもバンドのヴィジョンを見失うことなく、確固な信念の下で作られた力作。
スウェーデンの知性派デス・メタル4人組の5作目。全13曲という“区切り”はチャプターのようなものであり、1枚1曲による壮大な音絵巻を展開。インテリジェンスとプリミティヴな狂暴性が複雑に絡み合った、プログレッシヴかつヘヴィなグルーヴには圧倒されっぱなしだ。
イタリアン・シンフォニック・メタルのシークレット・スフィアが97年にリリースした1枚目の再発だが、デビュー前に話題となったデモ・アルバム5曲を追加収録している。デビュー作とは思えない壮大な仕上がりだったが、デモ版がまたパワーがあって聴き応え十分!
オーヴァーキルのデイヴ、デレク、ティムがヴォーカリストを迎えて作った別バンドの2004年のデビュー作。『アライズ』前後のセパルトゥラを思い出させるタイトかつグルーヴィなスラッシュ・メタル全開で、そのあたりのファンには絶対的にオススメだ。
ドリーム・シアターのジェイムス・ラブリエ(vo)が、自身のプロジェクト、マルマズラーを経て発表した個人名義では初のソロ3作目。エレクトロニクスも交えたインダストリル・メタル風サウンドで描き出すドラマティックかつシアトリカルな音世界は彼ならでは。
デビュー10年を節目に発表の歌姫ラナのアルバム。キーボードをフィーチャーしてのサウンドはネオ・クラシカルなムードにあふれ、原点回帰をも暗示させる。女性ならではのメルヘンちっくな味わいを感じさせる点で、ラナの希少性を再認識出来る一作だ。
ベルギーのマジック・キングダムのギタリスト率いるプロジェクトの本邦デビュー作。流れるようなギターはイングヴェイ・マルムスティーンを彷彿とさせ、様式美メタルの王道を目指す。マニアは思わずニンマリ。けど、新味に欠ける気がなきにしもあらず。
英産ハード・ロック・ユニットの通算9作目。相変わらず、80年代テイストを満載した往年のラジオ・フレントリーな路線で勝負しており、キャッチーなメロディとほのかな哀愁味を共存させる一方、アップ・テンポのナンバーもいいアクセントとなっている。
ブラジルから現れた新星のデビュー作にして、壮大なコンセプト・アルバム。ドラムやギターは確かにへヴィメタだが、オーケストラに混声コーラスまで導入しクラシックにオペラ、プログレまで取り込み、新人らしからぬ高い音楽性と可能性を感じる。こいつは買い!
フィンランド産デス・メタル・バンドの実質的なファースト・アルバム。感情を掘り起こすデス声とギターが細密画を描くかのように複雑に絡み合い、人間発電所と化したブラスト・ビートがそれらを引っ張っていくサウンドは強靱なエネルギーをしっかりと留めている。
スウェーデンを代表するヘヴィ・メタル・バンドの6作目。硬質に突き進む部分とドラマティックに聴かせる部分を巧みに使い分け(デス声とメロディック・ヴォイスのそれも)奥行きの深い音世界を展開。ラウド・ロック・ファンにも十分アピールする内容といえよう。
フィンランドの6人組メタル・バンドの3作目。北欧メタルの様式美に則った、疾走感あふれるパワフルなサウンドとドラマティックでメロディアスな展開を心ゆくまで堪能できる充実作。新加入のヴォーカリストも存在感ある力強い歌声を聴かせている。
ベテラン・セッション・ギタリストのビル・リースギャングとイングヴェイ・マルムスティーンのアルバムでヴォーカルを聴かせたドゥギー・ホワイトのコラボ。ベテランらしい変幻自在のギターで、ただのへヴィ・メタルとは一線を画した完成度の高いアルバムだ!
ヨーロッパ・シーンを席巻していったスウェーデンの代表的ヘヴィ・メタル・バンドの5作目。正統派のスタイルを貫きながら、メロディックな楽曲を劇的に構築。レコーディングにじっくりと時間をかけたことが奏功し、重心の低さが顕著に表われた。