発売元 : ユニバーサルミュージック
Microが設立したレーベルからの2008年第1弾作品は、L-VOKALのデビュー・シングル。本場のヒップホップ・カルチャーで培われた感性と枠には収まらない可能性を秘めた、独創的で個性的なラッパーだ。
双子姉妹の茉奈佳奈のサード・シングルは卒業ソング。恋の相談ごとから喧嘩したことまで、ともに“泣いて笑いあった”日々を過ごしてきた仲間たち。短い学生時代の中、心に強く刻み込んだ青春という毎日を胸に卒業を迎えていく時の心境を、哀愁味満載で表現している。
約30年ぶりに復活したTVアニメ『ヤッターマン』のエンディング・テーマに起用された2008年第1弾シングルは、失恋の経験をしっかりと受け止め、新しい未来に向かって進もうとするポジティヴな気持ちを描いたミディアム・チューン。瑞々しいヴォーカルが心地いい。
2007年、もんた&ブラザーズが復活ライヴを敢行したが、それに呼応した、もんたよしのりの選曲によるベスト盤が今作。お馴染みの「ダンシング・オールナイト」、西城秀樹に曲提供した「ギャランドゥ」など全18曲を収録。艶やかなもんたのヴォーカルが味わい深い。
19歳のシンガー・ソングライターの2枚目のシングル。表題曲はセンチメンタルなメロディのせつない系バラードで、ヴィブラートを交え、ソウルフルかつスケール感豊かに歌い上げ、確かに19歳とは思えぬ迫力がある。カップリングでのフェイクも聴きもの。
東京生まれ、ロンドン育ちの男性シンガー・ソングライターのセカンド・シングル。ZAZEN BOYSの向井秀徳と吉田一郎をゲストに迎え、ラウドでシャープなロック・サウンドをベースにしつつも、エレクトロ/テクノなテイストも漂う3曲を聴かせる。
2007年にデビュー15周年目を迎えた彼女が、圧倒的なスケール感を持って贈るアニバーサリー・アルバム。サウンドはカラフルに彩られているが、強靱なヴォーカル・ワークと輪郭のハッキリしたメロディ、そしてポジティヴ感が一本の太い芯として全体を貫いている。
およそ4年ぶり、通算8枚目となるオリジナル・フル・アルバム。映画『L change the World』の主題歌「アイル・ビー・ウェイティング」をはじめ、キャッチーかつクールなサウンドが展開されている。
日本を代表するジャズ・ヴァイオリニストとして充実の活動を続ける寺井尚子。「アマポーラ」「マイ・フェイヴァリット・シングス」といった一般にも認知度の高い楽曲を、楽器特有のしなやかさを活かし奏でていく。
ラジオ深夜放送の金字塔『オールナイトニッポン』の放送40周年を記念した、6社合同による企画アルバムのユニバーサル編。番組ゆかりの懐かしいヒット曲が満載されている。
デビュー30周年を迎える杉真理のアルバムは、竹内まりやや安部恭弘、伊藤銀次、松尾清憲、堂島公平、須藤薫、村田和人ら縁の深い仲間たちを迎えて制作された特別な作品。収録の13トラックには永遠にとけないポップスの魔法がたっぷりと詰め込まれている。
SoulJaの「ここにいるよ」(feat.青山テルマ)で、ピュアなヴォーカルを聴かせてくれた彼女が、そのアンサー・ソングをリリース。離れている彼への想いを浮き彫りにする繊細でやさしいメロディと佐藤博の情感あふれるサウンド・メイク。切なさ揺れるラブ・バラードだ。
男性4人組のロック・バンドのシングルはとてもユニークな曲。ブリテッシュ・フォークっぽいサウンドをバックに、神か悪魔と僕との問答(?)を通して、人間として生きる道を指し示す構成。難しいテーマをわかりやすい言葉で歌いかけてくれ、思わず納得。
アルゼンチン・タンゴの歴史的英雄、カルロス・ガルデルの名曲『POR UNA CABEZA』を、アルゼンチン出身の大城バネサがカヴァー。タンゴの哀愁のメロディを壮大なスケールで唄いあげている。アレンジ&ゲスト・プレイヤーにcobaが参加。
約2年ぶりのサード・アルバム。アップ・テンポの曲が多いが、いわゆる米国のインディ・ロックに通じるモダンな音作りを和風で活かし、歌声も音に溶け込んで日本語がわからない人にも訴えかける魅力がある。と同時に言葉が耳に染みつくヴォーカルなのも、さすがだ。