発売元 : 株式会社オーマガトキ
オオカミ狩り〜ヴィソーツキイとパリの男たち《新井英一全集第1巻Vol.6》オオカミ狩り〜ヴィソーツキイとパリの男たち《新井英一全集第1巻Vol.6》
ひと度耳にすればいつまでも記憶に残るノドが特徴の新井英一によるパリ録音盤。取り上げられたナンバーは、ソ連時代の伝説的シンガー、ヴィソツキイと、パリを代表するシャンソン歌手たちのもの。見事にこの街の持つ雰囲気にとけ込んだ歌声を聞かせる。
花はどこへ行った?ソングス・オブ・ピート・シーガー花はどこへ行った?ソングス・オブ・ピート・シーガー
歌が大衆運動と緊密な関係にあった時代を知る者にとって、ピート・シーガーという名前にはある種の重みと懐かしさがある。それだけにB.スプリングスティーンやR.マッギンがP.シーガーに対してどんなスタンスで歌っているかだけでも面白く聴けた。
グルジアの歌グルジアの歌
シャンソン歌手、渡辺歌子が感情過多になることなく淡々とかすれ気味の歌声で希望や幸せを歌うとき、それは不安や哀しみの中でのかすかな灯のように聴こえてくる。ロシアのブラート・オクジャワへの追悼の想いを込めてオクジャワの曲を5曲歌っている。
フットプリンツ〜ベスト・オブ・イサト中川フットプリンツ〜ベスト・オブ・イサト中川
60年代末から活動を続けるアコースティック・ギタリスト、中川イサトの新録音自選ベスト。律&イサトを知る世代には(2)の華麗なスリー・フィンガー・ピッキングが懐かしいところ。(14)のようにスケールの大きい楽曲も。味わい深い一杯のお茶のような作品。
ハウリング・ウルフハウリング・ウルフ
アルバム・タイトルが秀逸。沖縄の狼は飄々と、それでいて時にグサリと切り込んでくるように吠えるのだ。照屋林助との対談を曲間に挟みながら進行し、これがまた実に面白い。戦前・戦中・戦後の{沖縄}を生きてきた二人の器量の大きさに引き込まれる。