発売元 : 株式会社ポリスター
99年8月に出た第1弾シングル同様、活動休止中のエル・アールの黒沢健一プロデュース作品。くせのないヴォーカルだが妙に心に残り、サウンドも自然だが実はありふれていない。黒沢のコーラス・ワークも絶妙で、ポップスとして完成している。
ヴォーカルもコーラスも演奏も相変わらずのへなちょこで。そこを“味”とするかで彼らへの評価は決まる。甘酸っぱさいっぱいのセカンド・マキシ。お気楽な詞と高水準なメロは即効性の快楽をもたらすが、常に多面性を求めるすれっからしにはちょっと“原色”しすぎかも。
(1)は大瀧詠一作品を思い出させる曲、音、アレンジ。言葉遊びで綴られる歌詞の(2)は、いわゆるパンク・ロックっぽいブリット・ポップみたいな感じがする。ともにほんわか都会的な仕上がりで、一瞬の白昼夢であった。なお湯川トーベンがベースを弾いている。
98年にデビューしたポップス・シンガーのニュー・シングル。活動休止中であるエル・アールの黒沢健一がプロデュースを担当しており(コーラスとして声も聴ける)、懐かしさを感じさせるポップスの世界を展開させている。中島の存在感のある声もいい。
元エル・アールという説明ももう必要ないかもしれない、嶺川貴子のセカンド・アルバム。“fun 9”でファンクと読ませる。コンセプトは“手芸風ファンク”とのことだが、ヤン冨田のような実験音楽的な匂いが漂う。といっても、総体的にはポップな作りといえるが。
久々登場!! 冒頭からもう誰にもとめられないカジ君ワールド!! 感じさせてくれるのは、恋することの素敵さ、女の子であることの喜び、そしてカジ君がいることの楽しさ。今回もタンバリン・スタジオを中心に作り上げ、より振り切り度の高いポップを追求。
ゲストに湯川トーベン(b)らを迎えて制作されたスクーデリア・エレクトロの5枚目のマキシ・シングルが、アルバム発売から4ヵ月のインターバルを経て登場。疾走感あふれるメロディアスなロック・チューンのタイトル曲と「CRY」の2曲を収録している。
CDの盤のサイズがアルバム・サイズなだけで、収録されているのはたった1曲。だったら大長編かというとそうではなく、演奏時間は4分15秒。これでもマキシ・シングルと呼ぶのかというとちょっと疑問。が、楽曲はトンガっててダウナーな感じが悪くない。