音楽むすび | 発売元 : 株式会社ポリスター

ジュリアン・ヘンリー率いる英ポップ・ユニットの通算4作目。職人芸というには、あまりに繊細な情緒を持つポップスといっていいか。光の濃淡のようなものを機知のきいたポップ・ミュージックの中に折り込んだような表現はますます磨きがかかっている。

60〜80年代のポップスやロックの名曲をラヴァーズ・ロック気分でカヴァーした日本制作シリーズのベスト・トラックをさらにダブ化しちゃったオムニバス盤。そこまでやるか、とレゲエ愛好者も呆れるほどにナンセンスに凝りまくったダブ・サウンドが楽しめる。

ミニ・アルバムに続き待望のフル・アルバム登場。プロデューサーは再び吉田仁でがっちり気の合ったところを見せる。致るところに60'Sの香りがプンプンして小気味よい。ノリのいい曲だと気にならないのだが、スローな曲になると説得力が落ちるのが残念。