発売元 : 株式会社BZONE
二度に及ぶメンバー脱退で存続の危機を経験した3期・10年にわたるWANDSサウンドの総集編。ミリオン・シングル、ヒット・シングル、未発表曲など全18曲収録。完結盤ともいえる1枚だ。
約3年ぶりに行なわれたライヴを収録した1枚。一度聴いたらクセになるほど強烈な個性とあたたかさが同居する作品に。空気の流れ、オーディエンスの感嘆を感じることができる作品になっている。
今回のテーマは“いろいろな恋の歌”。恋の歌でも甘いラヴ・ソングだけではなく、ガツンとくるヘヴィな曲もてんこ盛り。幸せになれて、ポジティヴなアルバムに仕上がっているのが素敵だ。
その昔、美しい感動ソング(?)を歌ってたなんて面影も見せない川島だりあが在籍するFEEL SO BADの12ヵ月連続アルバム・リリース第6弾。ヘヴィなギターとグルーヴィなリズムが心地良い。各々が作詞作曲を手掛けてそれでいて統一感がある。
キムタクと常磐貴子の話題のドラマの主題歌。むだのない、それでいて聴く者の心をとらえる稲葉の歌詞は健在。きっとまた何人もの女性たちが涙することでしょう。(2)は松本お得意のアメリカンなヘヴィ・チューン。ここぞとばかりにギターを弾きまくり!
12ヵ月連続アルバム発売企画の第5号。今月号は荒々しい曲を目立たせながら10分超の重い大作曲や弾むレゲエ調ポップ、ビッグ・ビートなどもかませた先鋭的バラエティが目新しいが、逆にあまりに企画性が強いため、ココゾの得意技が見えづらくなってきた。
80年代から続く今風イケイケを内包した“元気印系”の女性ヴォーカリストの王道をいくのがこの大黒摩季だろう。歌い上げる開放感と快感とを心得たフレーズの作りが、シンガー・ソングライターならではの単純明解さをもって登場するのが魅力なんだと確認。
12ヵ月連続フル・アルバム発売という大胆なシリーズの第3弾。今回は全編ハード&ヘヴィでラジカルに統一。ただ、それがコンセプトではあるのだろうが、逆にダイナミックスやインパクトを弱めている印象も。全12枚聴かないと完結しないってワケ?
こうしてまとめて聴いてみると、どの曲も男っぷりが良いぶん、さわやかな泣きが入ってるのがよくわかる。この配合が野郎どものハートをつかんで離さないのだろう、一時代を担っていただけあるなあと感服。これでキッパリ解散とは、いたみいります。