発売元 : WOWOWエンタテインメント株式会社
5代目ピーターパンでデビューした笹本玲奈も、いまではキャリア10年の素晴らしいミュージカル女優。その10周年を記念した銀河劇場のステージから、彼女が演じてきた代表的なミュージカル・ナンバーをメドレーで。華やかで浮き立つようなライヴ感がいい。
往年のファンにはお馴染みの“バーシア・サウンド”はもちろんのこと、アコースティックなテイストを基調にした新たなサウンドの誕生にもニンマリ。15年ぶりのアルバムでも、伸びのある艶やかなヴォーカルは健在。HQCDの音質も粒立ちがいい。★
不安を誘うジャケット、壊れた人形や廃墟だらけのブックレット、直感的に聴いてほしいという意向で解説対訳なし。意味深なポーキュパイン・ツリーのスティーヴンの静かな狂気に満ちたソロ作は、心の闇に落ちていきそうな、心の奥を覗かれているような気になる。
デビュー作が日本でも好セールスを記録した、北アイルランド出身のハード・ロック・バンド、ジ・アンサーの2ndアルバム。ジョン・トラヴィスをプロデューサーに迎え、ロサンゼルスで録音されている。
映画音楽作家ジョン・ウィリアムズの息子で、80年代後半にはTOTOに参加していたシンガー・ソングライターの通算10作目のソロ作。TOTOファミリーのバックアップで、ヌケのいい80年代の王道アメリカンAORタッチのサウンドに仕上がっている。
凄腕ギタリストのアルバム。今回はインストではなく、同郷のシンガー、フレディ・ネルソンを迎えている。ポップな曲、バラードなど多彩な曲が並んでいること、名前だけでなく声もちょっぴりフレディ・マーキュリーに似てたりするなど、聴きどころたっぷり。
UKジャズ/プログレ・ロック界で活動してきたフルート/サックス奏者とキング・クリムゾンの賢人ギター奏者のデュオ作。さくっと音を出し合ったフリー・フォーム演奏を収めたもので、静謐な音の流れを認めることができる。随所に美意識や刺がちりばめられる。
2006年、英国とエストニアの大聖堂を会場に行なわれたツアーで収録されたライヴ作。ほぼノン・ビート、たゆたうようなアンビエント・ギターが続くさまは、この人なりの“教会音楽”へのトリビュートと捉えていいのかも。自説を開陳したライナーが面白い。