音楽むすび | 1991年11月25日発売

洋楽大好きという日野美歌が、ポップなバラード集を出した。型にはまった演歌唱法とは違って、のびのびと歌っている。リズムも重くならずに、歌謡曲って感じでとてもいい。今後この線で行ってもらいたいけれど、もとの演歌歌手に戻るんだろか。

もう20年になるのかあ。記念のアルバムということもあって、ワーナー・ミュージックとアポロンでの音源も入った決定盤的なものに上がった。声が乾いている。べたつきがないので救いのない歌でも適度な距離感が生まれる。一度ポップスを聴いてみたいな。

70年代に一世を風靡したハービー・ハンコックのヘッドハンターズの強力リズム陣M.クラーク(ds)とP.ジャクソン(b)に、K.ギャレットのサックスが加わったファンク作。全編肩の力を抜いた普段着のノリで、リラックスして聴けるライトな仕上がり。

チャーリー・パーカーとともにビバップ革命を起こした巨人ガレスピーが、46年にビッグ・バンドを率いて出演したNYのジャズクラブでのライヴ録音集。ガレスピーのハリのあるトランペットもバンド全体のノリも、時代を作った勢いがあり最高のひと言。