1991年7月発売
流恋草〜かおりコレクション流恋草〜かおりコレクション
薄幸の女を予感させるさびしげな歌声が香西かおりの演歌の基本形をつくっている。決して力むことなく、普通を装っていても肩がさびしげであったりするポーズをとる歌声が魅力なのです。内気とか強気とかとは違う、なぜか男とはぐれてしまう女を演じる。
OU 812OU 812
ま、サミー・ヘイガーの苦労人ぽいヴォーカルに手に汗握れるかで、評価というより好き嫌いが決まるんでしょうね。バカっぽさが極端に少ない。文字通り地に足が着いたハード・ロック。リトル・フィートをカバーしてる(10)も、オリジナルと違ったきまじめ。
ザ・フォレストザ・フォレスト
本作は、D.バーン(トーキング・ヘッズ)のコンセプチュアル・ソロ・アルバムと言えるだろう。テーマは“19世紀の産業革命へのレクイエム集”。13分に及ぶオーケストラの大曲(1)をはじめ、クラシックと民族音楽とが融合した現代音楽というかんじ。
F@U#C%KF@U#C%K
こっちもデヴィッド・リー抜きのヴァン・ヘイレンに慣れてきたみたいで、やっと正面切って聞けた気がする。やはり実力はたいしたもんだし、スケールの大きさは格別の味だ。これはスティーヴ・ペリーを迎えたジャーニー同様、別のバンドとして接しよう。
WONDERWONDER
当時の好調ぶりを如実に示す。身も心も伸びやかなるを感じるにつけ、時代性を考えることの無意味さを知る。全身でリゾートすることが、熱帯と温帯の入りまじった、観念としての女性の夏休暇を清涼かつ妖しく描くことだったとは。