音楽むすび | 1992年10月発売

ダニー・ワイルドとフィル・ソレムといった男性デュオの2作目で、本人たちも認めるように、ビートルズを筆頭に1960年代の音楽の影響のもとで育んできたポップなメロディとコーラスが、ほのぼのとした温かみを聴き手に運んでくれる。何故か新鮮。

結成以来ロックの王道を歩んできたフォリナーのベスト盤。(1)〜(3)はルー・グラムが復帰し、新たにレコーディングした新曲というのもうれしい。ヴォーカルにはロビン・サンダーも参加。全17曲一気に聴き通せることが、このバンドのクオリティの高さの証明だ。

『オートマティック』以降にリリースされた日本未発売のシングルB面曲を中心に編集されたコンピレーション。コレクター泣かせの変則シングルが多いバンドだけにファンには嬉しい作品集だ。特に意外性十分のテンプスの名曲カヴァー(10)はファン必聴だ。