1992年4月25日発売
ブルックナー:交響曲第8番 ハ短調ブルックナー:交響曲第8番 ハ短調
全集の1作。シューリヒト以上の快速調で進むが、音の響かせ方やテンポの変化が非常にユニークで、しかも成功している。アダージョはとびきり美しい。マタチッチ盤はほぼ予想通りだったが、これは期待を遥かに上廻った。74分42秒収録の超ハイCP。
New York 1981New York 1981
CD帯上に〈ジャズ〉と分類されているのが特徴的だ。確かにジョン・ゾーンやB.ラズウェル等のフリー・フォームな演奏は当時驚くべき前衛性を示していたのだろう。奇才F.フリス他ニューヨークのスリリングなせめぎ合いが窺える興味深い1枚となった。
千客万来千客万来
スージー・クアトロのカヴァーをやってた前作に比べると成長の跡がうかがえる3枚目。(5)(6)のような古い思想性を持った肉体系ゴージャスものはともかく、ラフなロックものの(1)〜(4)が結構イケます。ディック・リーとの共演、(8)(9)は今ひとつ地味だなぁ。
スペインの詩〜マリア・エステルの宝石箱1スペインの詩〜マリア・エステルの宝石箱1
ここには、セビーリャに生まれ育った若手女性ギタリスト、マリア・エステル自身の編曲による作品も含まれている。美しいテンポ感と自然な息づかいで歌いあげられたスペインの美と心を聴いたような感じがする演奏。色彩鮮やかな音色と響きも素敵。