1993年7月21日発売
昔ながらの手作りの味わいをそのままにしたような演奏。従って、最初に聴くとやけに素っ気ないところや、ぎこちないところが耳につく。しかし、彼らの方法をある程度納得して現代のほかのSQを聴くと、そちらの粉飾度がわかる。誠に個性的な団体である。
マリオンのピュアなスピリッツあふれた久々の新作アルバムは、ギターを加えたクインテット編成。ジョン・コルトレーンの遺作である『エクスプレッション』中の1曲、「オファリング」をアルバム・タイトルに掲げ、ジャズの巨匠へ演奏を捧げる感動盤。
現在指揮者として活躍するウェラーが、ウィーン・フィルのメンバーと録音した演奏は、緻密なアンサンブルはもちろん、なんて流麗な音楽になっていることだろうか。アイネ・クライネのロマンスの美しさやK.136の溌剌とした雰囲気など、とっても快い。
クラリネット五重奏曲が1曲、フルート四重奏曲が2曲という具合に、なんだか中途半端なカップリングなのが不思議だけど、演奏は安心して聴けます。これをウィーンっぽいと言えば言えるが、ちょっと物足りない感じも。でも千円は絶対お買い得。
ウィーン・フィルのメンバーによるこの演奏は、ウィーン・モーツァルト協会賞を受賞しているそうだ。vnの柔らかな音色が心地よい。これがたったの1000円。誰でも耳にしたことがあるような超有名な曲ではないけれどBGMにもOKの優しいアルバムです。
1971年の録音で、井上道義のデビュー盤のひとつ。(1)は名演。非常に明るく瑞々しく、見事なバランスでオケが鳴る。そこらの最新盤よりずっといい。(2)は大問題。絶えず短波放送のように音が大き揺れ、いくらこの価格とはいえヒドすぎる。指揮者もかわいそう。
たったの1000円でクラシックの名曲が聴けちゃうというシリーズ。やや渋めだが、(1)や(3)などクラシックをあまり聴かない人でもどこかで耳にしたことがあるような曲が入っている。演奏も一流どころなので、安心して聴くことができる。BGMにもGOOD!