1994年11月21日発売
「イメージュ」Images「イメージュ」Images
前3作でショパンを聴かせた横山が、今回はドビュッシーとラヴェルを収録。その表現はきわめて明確で、テクスチュアのなかの1音1音も粒立って聴こえ、作品を冷静に見つめるまなざしを感じさせる演奏。横山編曲の「牧神の〜」ピアノ・ソロ版は聴きもの。
SLOPPY JOE〓SLOPPY JOE〓
2とつくが『Sloppy Joe』以後の曲だけではなく、それ以前の曲も収録。選曲はベストの意味通りなじみの深いものが中心で、曲により演奏の差し替えやリ・ミックスが施されている。「ありがとう」をタイトルまで変えた(15)が、中でも興味深いか。
奇跡の果実奇跡の果実
若手ミュージシャンとの交流もある彼だけに、梅津和時や新井田耕造らベテラン組の他にボ・ガンボスやリクオらが参加。適度に枯れたヴォーカルで反戦について歌う(3)の言葉の端々には辛辣なメッセージがこめられており、彼の言葉は90年代の今も心に響く。