1994年1月発売
アフロ・ブルーアフロ・ブルー
ターバン巻いたオルガンじじい、スミスがインテリ系ギタリスト、アバクロンビーと共演は、コルトレーンにオマージュを捧げたアフロ=ジャズ=ファンク集。タイトル曲のスマートな切れ味は、NYマンボのシャープな部分にも通じる。かっこいいっす。
ギター名曲集ギター名曲集
16世紀から今世紀までの作品が演奏されているが、このうち他にほとんど録音のないマルタンとブローウェルの2人の20世紀作曲家の作品が新鮮に響いている。四半世紀ほど前の録音で、今回初めて聴くギター・デュオだが、その真摯な演奏姿勢に引かれる。
メソースラメソースラ
フランク・トゥサ(b)、ジェフ・ウィリアムス(ds)とのピアノ・トリオによる演奏を中心に構成された'75年の作品。ピアノ・ソロによる楽曲も2曲収録されているが、エレクトリック・ピアノを使った楽曲が目立つ。彼らしい作品に仕上がっている。
ジョードゥージョードゥー
ジョーダンは、日本のファンに愛されている名ピアニスト。これは80年代の初頭、名古屋のジャズ・スポット「ソー・ナイス」で録音されたライヴ盤。スタンダード中心の選曲だが、どの曲でもこの人ならではの解釈が楽しめる。やはり個性的なのだと再認識。
ファーストファースト
77年、日野皓正の凱旋公演で来日した際、東京で録音されたジョン・スコの初リーダー作。その後の彼の成長ぶりや人気などを思うと、当時はまだ無名に近かったギタリストを俎上に上げたトリオ・レコード首脳陣の決断を高く評価したい。内容も非常に良い。
タイム&スペースタイム&スペース
ジャック(ds)はピアノ他もこなすマルチ奏者。デュオの本作もヴォイスを含む8つの楽器を演奏している。こういうときの彼はあれもこれも主張する。家族へ捧げた2曲((2)は子供への贈り物、(5)は奥さんの名)と彼が描いたファミリアなジャケットが心温まる。