1994年3月発売
OUTOUT
「ハイテク・ガレージ・ポップ!」という触れ込みもスゴイが、当たってるから尚すごい。ゲストにLUNA SEAや藤井麻輝(SOFT BALLET)、Asa-changの顔ぶれも見られる独特の世界は、なぜか強烈にナマっぽい。時代に乗る時が来たか?
モーツァルト:ピアノ協奏曲選集 4モーツァルト:ピアノ協奏曲選集 4
超おすすめの名盤、とは思わない。が、音楽する歓びに溢れたひとつの流れに身を任せて、その中に漂う快感が、ここにはある。演奏すること、それを聴くこと、それぞれが個人的な個別の体験であり、欠点やキズを見つけてもそこに何の意味があるのだろうか。
J.S.バッハ「平均律クラヴィーア曲集全巻」 BWV846〜893J.S.バッハ「平均律クラヴィーア曲集全巻」 BWV846〜893
記念碑的な名演奏。バッハの組み上げた音楽のエネルギーを、多彩な語り口でぐんぐん燃え立たせたリヒテルの表現力は圧倒的である。リヒテルのピアニストとして、人間としての巨大さを思い知らされる演奏といってよい。第1巻より第2巻の演奏のほうが引き締まっている。
シューベルト:ピアノ・ソナタ第21番 「遺作」シューベルト:ピアノ・ソナタ第21番 「遺作」
シューベルト最後のピアノ・ソナタが、余裕ある音楽の流れの中で充分に歌いあげられている。豊かな情感と美しさにあふれる一方、音楽の盛り上がりにも素晴らしいものがある。この作品のもつスケールの大きさを、深い感動を伴って聴く者に伝えてくれる。
ラフマニノフ:前奏曲集 OP.23,32ラフマニノフ:前奏曲集 OP.23,32
豪快な曲、重厚で威厳のある曲、そして抒情的な曲など、それぞれが個性的な魅力にあふれたラフマニノフの前奏曲を、リヒテルは各曲ごとに聴き手を魅了する豊かな歌心をもって再現している。確固とした構築性にも素晴しいものがあり、深い感銘を残す名演。