音楽むすび | 1994年5月25日発売

77年作品の初CD化。最近カムバックした大橋純子だが、これは第1期といえる時代の4作目。美乃家セントラルステイションとのコンビによる第2弾で、その洗練されたポップなサウンドと彼女の透き通るような歌声が輝いている。意外とファンキーだった。

小柄な体からは想像もつかないパワフルなヴォーカルに定評のあった彼女が、新メンバーの美之家セントラル・ステイション(かつては土屋昌巳が在籍)とともに作り上げた79年発表の7thアルバムを初CD化。東京音楽祭最優秀歌唱賞に輝いた(6)は、夫の佐藤健が作曲。

71年にリリースされた4枚目のアルバム。オリジナルと日本のポップス曲カヴァーで構成されている。どの曲も自分のものに消化した歌になっていてオリジナルに遜色ない。当時でも地味めな選曲だが、スケールの大きな歌は存在感にあふれていてまさに隠れた名盤。