1994年5月25日発売
キッキン・イット・アップキッキン・イット・アップ
カントリー・チャートとともにポップでも全米1位となったセカンド。ロックンロール風味の効いた曲におおらかなバラードを配す構成だ。この素朴な音がバカ売れするのはアメリカの風土があればこそだろうが、シングル・ヒットの(3)は文句なしにいい曲。
FINAL MIXFINAL MIX
即発表曲のリミックス・ヴァージョン集だが、PINKという多面体の魅力を知るにはうってつけのベスト盤でもある。透明な叙情性をたたえたバラードから肉感的なグラム・ファンク・チューンまで、当時の日本のロックの水準を軽く飛び超えた曲ぞろい。
ShowdownShowdown
ヴォーカリスト・村田和人の実力は、こんなもんじゃないはずだと言いたくなるが、その一方でやっぱり村田和人のヴォーカルには色気があると納得させられる。輝くような若さに影がさしはじめた男の物語が、やはり彼にはピッタリはまるようだ。
Boy’s LifeBoy’s Life
やっと村田和人が帰ってきた。長い寄り道だった。デビュー・アルバム『また明日』で見せた輝きをとり戻してくれた。20代の大人になろうとする男の青春との別れの歌が、村田のヴォーカルに見事にはまっている。詞の安藤芳彦とのコンビならではの歌。