1995年1月21日発売
プレイ・ミー・ア・リトル・ミュージックプレイ・ミー・ア・リトル・ミュージック
大活躍中のピアノの佐山雅弘のリーダー・アルバムが届いた。頭の一曲を除いてすべて彼自身のオリジナル。ピアノの演奏能力もさることながら、それぞれの曲のメロディーがとても美しく、思わず口ずさんでみたくなるような自然さを体ごと感じてしまう。
スリル・ミースリル・ミー
日本の次代を担うジャズ・ピアニストであることを実感させられた作品である。第一印象として感じたのは、気負いがないということだ。かといって冷たくはなく、ホットなフィーリングも感じられる。2曲を除く自作オリジナルの曲調も自然でスンナリ聴ける。
GOMBOGOMBO
俊英ピアニストがリーダーになるカルテットのスタジオ・ライヴ盤。真っ直ぐな思慮に富んだ、強いジャズ。そして、それはロマンティックでポエティックでもある。つまりは秀逸な1枚。ないのは話題だけだが、それだけに、よくぞリリースされました。
グリーンスリーヴスグリーンスリーヴス
今や飛ぶ鳥を落とす勢いの佳織チャン待望の第2弾。ルネサンス音楽はギターにとってもお馴染みのレパートリーだが、オール・ルネサンスというのはおそらく例がない。そしてこれらの音楽は、明るく前向きな彼女の資質にピッタリはまっている。
マスターピースマスターピース
オスカー・ピーターソン・トリオと共演した71年の『イン・チューン』から79年の『ア・カペラ3』に至る諸作から編集した2枚組MPS録音精選集。各時代からまんべんなく選曲されており、多重録音を駆使した彼らの個性的なコーラスを満喫できる。