1995年2月25日発売
イフ・エヴァーイフ・エヴァー
歌声は楽器のようであり、楽器が歌のようでもある。それらが一体となって微かに空気を振動し、やがて大きな起伏となっていく。そして、聴き手を誘い込んでいく。トゥーツ・シールマンスのハーモニカなんかがそこに絡むと、いやはや、何とも言えない。
ゼファーEPゼファーEP
80年代イギリスのニュー・ウェイヴ・シーンを代表する存在だったエコー&ザ・バニーメンのヴォーカリストとギタリストが、冷却期間を経て久々に組んだ新バンドのデビューEP。エコ・バニ初期の荒々しさが復活。老け込んでいないところがカッコイイ。
クロイツェル・ソナタ〜最後のリサイタルクロイツェル・ソナタ〜最後のリサイタル
82歳時の、文字どおり最後となったリサイタルの最終日の記録。信じがたい演奏だ。年齢を超越している。気迫に満ちあふれていながらも、端正な造形を失ってはいない。めったに出会うことのできない演奏である。こんな音楽の前では沈黙せざるをえない。
ザ・ローリング・ストーンズザ・ローリング・ストーンズ
ジャンル
相変わらずの悪ガキぶりを発揮しているローリング・ストーンズの面々だが、'64年の『ザ・ローリング・ストーンズ』はジャガー&リチャード最初の共作「テル・ミー」収録のデビュー作。『…No.2』はシカゴはチェス・スタジオに於る彼ら初のアメリカ録音盤。R&Bへの熱い想いが伝わってくる。『ハイ・タイド……』は'63年のデビュー曲「カム・オン」から'66年までの、『スルー・ザ……』はストーンズ第2黄金期に当たる'67年〜'69年のそれぞれ名作を収録したベスト集。ストーンズは永遠に不滅のキッズ魂を持つバンドだ。