1995年2月発売
ライヴ〜ロックNロール・エクスプロージョン・イン・日比谷ライヴ〜ロックNロール・エクスプロージョン・イン・日比谷
1995年に結成20周年を迎えたクールスの「野音に帰ってきた」ライヴ2枚組。初期の曲から最新作まで、全23曲2時間弱のロックンロール・ショウが堪能できる。エーちゃんもいいけど、ジェームスも図抜けたロックンロール・メロディメーカーであることを再確認。
ワールド・ゴーン・クレイジーワールド・ゴーン・クレイジー
NY州ロング・アイランド出身のスケアクロウ、3年ぶりの2作。デビュー作で見せたメロディックなハード・ロックという80年代LAメタル的なバンドの方向性に大きな変化はないが、音のエッジやギダーのリフなどに今日的なテイストが加わった意欲作。
カヴァーズカヴァーズ
古巣のレーベル、アトランティックに移籍後初の作品。50年代、60年代のポップとR&Bのフル・カヴァー作品になっている。12曲中10曲で豪華ゲストを迎えているのもポイント。誰とやってもマントラ・サウンドにうまく取り込んでしまうセンスはさすがだ。
イフ・マイ・ハート・ハッド・ウィングスイフ・マイ・ハート・ハッド・ウィングス
アリフ・マーディンがプロデュースした、バラード中心となるアルバム。メリサがエリック・カズらと共作した(3)での情感を込めた歌いっぷりはベテランの貫禄そのものだ。ドゥービーズの(6)をアコースティック・ギター中心のさわやかなアレンジにしているのが新鮮。
デーモン・ナイトデーモン・ナイト
同名のホラー映画に使用された10曲を収録。メタル系を中心に、個性的なバンドが集まった。未発表曲が多いのもうれしい(特にメガデスの(4)は出来がいい)。本アルバムでは異色になる“ホラー・コア”の(10)も印象的。ホラーとロックの新たな関係を感じさせる。
ライヴ・アズ・イット・ゲッツライヴ・アズ・イット・ゲッツ
93年12月、LAで収録されたライヴ。前半は新曲の(2)を含め、最近の曲中心。後半4曲は70年前後、CS&Nなどで活躍した最盛期の作品だ。(7)ではブラック・クロウズのクリス・ロビンソンとデュエットし、(8)では各奏者のソロを交えた熱い演奏を聴かせる。