音楽むすび | 1995年2月発売

生誕10年を自己アニヴァーサルする天下無敵の表ベスト盤(熱狂マニアはこのあまりの王道的選曲にたぶん不満ぶんぶん)。バンド自体も10年間に別離あり個別活動ありバンド内結婚あり。ファンも人それぞれ、思い出／思い入れで様々な感慨があるでしょう。

88年4月11日、東京ドームでのカムバック・コンサートを収録。復活を実感させる歌声だった。名曲のメドレーも良いが、それ以上に新曲［1］(1)、［2］(3)をステージでここまで歌えるひばりは、やはり不死鳥だと思わせる。ライヴ盤を一晩中くり返し聴いてしまう。

現ロリンズ・バンドのヘンリー・ロリンズが在籍したブラック・フラッグのファースト(81年発表)。ヴォーカル面でも演奏面でもアレンジ面でも明らかに重厚さに欠けるが、何かに向かってつっ走るこの性急さは逆に今のロリンズにはない味。時代を感じる。

シュガーのボブ・モウルドとノヴァ・モブのグラント・ハートの双頭バンドだった伝説のハスカー・ドゥ、81年リリースのライヴ・デビュー作。まだハードコア・パンク・バンド然としたファースト・チューンばかりだが、2人の音楽的な原点として本作は貴重。