スルタノフは1989年第8回ヴァン・クライバーン・コンクール優勝者。まだ20歳にすぎないが、元気のよい音楽よりも抒情的なものを得意としているのがわかる。チャイコフスキーの第2楽章にショパンをもっとも好む彼の美点がよく表れている。