1995年6月25日発売
FOREVER BLUEFOREVER BLUE
青いというより蒼いときを定着させようというか、この甘さと苦さをあわせ持った、60年代初期擬似体験アメリカの兄ちゃんは。せつなさは、そこにあるもののはかなさを知らしめるからだろう。にくらしいほどのメロディ・メーカーでもある。恐ろしい。
バスケット・ケースバスケット・ケース
もうこの曲はクラブで何回聴いたかわからない! メロコア・シーンのヘヴィ・ローテーション・ナンバーあり、アルバム『ドゥーキー』からのメガ・ヒット曲(1)。それにしても、3曲入りシングルとはいえ日本盤なんだから簡単な解説はほしかった。
ダイアモンズ・アンド・パールズダイアモンズ・アンド・パールズ
ニュー・バンドを率いての91年作。ファンク色が後退し、メロディックなヴォーカル曲が増えて、ハウス/ラップへの接近も目立つ。かつての淫靡な密室性は消えて、音楽的には保守化/大衆化した嫌いもあるが、強力なバンドを活用した魅力的な曲も少なくない。
傷だらけの栄光傷だらけの栄光
最近のニール・ヤングを見ていると、年齢を重ねることに励みを覚えるくらいだ。それほど、既成のルールに沿って渋くなったりすることなく、その瞬間をスリリングに生きているということで、この新作でも、クレイジー・ホースを従えて、元気いっぱいだ。