1995年9月発売
GOLDEN HITSGOLDEN HITS
73年4月に発表されたベスト盤。ある種のたどたどしさがかえってさわやかさにつながり、一服の清涼剤的存在だった。実に平和な雰囲気に満ちていて、あの時代はよかったなぁと過去を美化するヤバイ状態に陥りそうだ。しかし(13)まで歌わせちゃうかねぇ……。
ヘヴンリィヘヴンリィ
彼らのサード・アルバムは、「死と隣り合せの心地よさ」を意識してさらに自分たちの音楽世界を拡げようとする、意欲的な作品に仕上がっている。根本にある唄とメロディに、どこかニューミュージック的なポピュラリティが感じられるのが人気の秘密か。
ダヴ・ラヴズ・ダブダヴ・ラヴズ・ダブ
電気グルーヴのボックス・セットからバラ売りする形でリリースされた卓球のソロは、彼のコアな部分が突出したテクノの域を超えた作品。(1)はブルース・リーの怪鳥音入りで、(2)は卓球自らが新宿歌舞伎町で録音したテレクラの呼び込みだ(笑)。
CROSSOVERCROSSOVER
ソロ活動も盛んな電気グルーヴの“まりん”による1stアルバム。もっとマニアックでクラブ受けする通好みの内容かと思いきや(細部に渡って鉄壁の音作りではあるけれど)、意外なほど親しみやすく楽しめるダンス・ミュージックに仕上がっている。