1996年12月発売
ウエスト・ブルース・バンドのヴォーカリストとして日本のブルース・シーンを牽引してきた永井のソロ2作目。前作の『ナイト・ピープル』から全曲日本語歌詞で歌っている永井、(2)やブルース・ラップの(5)などでもともと濃厚なファンク色がよりいっそう濃くなっている。
今さらサティ、と思ったが、これはちょっと異色。凝った曲順はなかなかのセンスだし、ニュアンス豊かな音楽作りは正にエスプリそのもの。透明感のある、しかしふくよかな温かみもある、その音色が美しい。ブームが去って、サティの真実が見えてきた。
制作・出演
エルヴィン・ジョーンズ / ケニー・バレル / ジョニー・ハートマン / ジョン・コルトレーン / セロニアス・モンク / デューク・エリントン / マッコイ・タイナー / レッド・ガーランドセカンド『ビウェア・オブ・ダークネス』を先頃発表したばかりの彼らはプログレ・ハード4人組。で、こちらは95年発表のファーストだ。スケール感のあるキャッチーなメロディを核にヒット性の高い曲が多数収められている。LA出身ながら欧州の匂いも漂う。
カリフォルニアのプログレッシヴ・ロック・グループの2nd。キーボードにリョウ・オクモトを加え、よりロック色の強いバンド臭いサウンドになった。大作もあり、各人の技量や練られた展開、構成も見事だが、魅力的なヴォーカル・アルバムでもあるのです。
スウェーデンの4人組が95年に出したファースト。シック・オブ・イット・オールやゴリラ・ビスケッツなどが思い浮かぶが、軽めなのが取っ付きやすさを呼ぶ。日本盤のみの(18)はスイサイダル・テンデンシーズのカヴァー。単なるNY系ハードコアではない。
スウェーデンのバーニング・ハートからの2作目。コーラスの入れ方から曲展開まで、80年代のNYシティ・ハードコアを強く意識。ストレイト・エッジをはじめ、最近80年代NY再評価の兆しが見えるけど、これもその一端だろうか?
ドラマのキャラは浮かんでも素顔が今ひとつ見えてこない彼女の等身大がわかる、そんなポップ・アルバム。大槻ケンヂ、広瀬香美、中山加奈子、かの香織といった作家陣、サニーデイ、コレクターズなど豪華プレイヤー陣がバックアップ。ちなみに、中学時代最後のアルバムだそうです。
期待のニュー・アルバム『ナウ』に先駆けてリリースされたシングル。ここ10年ほどジョイントやブルース・カヴァー、ライヴなどの活動が多かったポールだけに、「これだよ! これを待っていたんだよ」と思わず叫びたくなる。彼らしさが随所に出た新曲だ。