音楽むすび | 1996年8月25日発売

ドイツ最大級のレイヴの室内イヴェント“メイデイ”のコンピレーション(本国で10枚目にあたる)。原盤2枚組を1枚にした日本編集盤で、シーンを引っ張ってきたウェストバム、女性マルーシャなど、人気のアーティストの多彩な新曲が聴けるのが魅力だ。

発売中の1stミニ・アルバムと9月下旬にリリースされる1stフル・アルバムの境にあって、初のシングル。ゴリゴリというわけではないけど、そこはかとなくライヴの雰囲気が伝わってくるオーバー・アレンジのないゴッツいサウンド感がいい。

伝説のライヴがやっとCDになった。数年前、“スイス・ムーヴメント”と名付けられたレスとエディの共演ライヴがあったが、2人の劇的な初の出会いがこの作品だ。ファンキー&グルーヴが渦巻いている。未発表曲(6)では、レスのロング・ソロが聴ける。★

深夜の某TV番組では、“今、女たちの歌がエロい!!”みたいなトホホな紹介をされていたハイポジですが、問題の(12)は非常にピュアで素直な性愛の歌なので、誤解なきよう。そして、健気な失恋ソング、(13)が激しく胸を打つ。“女の子”のカタマリのような音楽。