音楽むすび | 1997年1月22日発売

小原はたぶんテネシー・ワルツやらダイアナの世代ではないと思うから、ちょっと懐かしめの選曲だが、(6)(7)(21)などのリヴァイバルを入れているあたり若者も意識しているかも。スノッブにジャジーなのもコテコテのムード音楽しているキッチュさもお茶目!

祭り囃子といっても、江戸、東京のお囃子です。もともとは京都の祇園囃子なんだが、多分江戸も後期になって、今のような五人囃子の江戸風音楽構造を獲得したんじゃないかな。組曲は若山胤雄編曲で、基本は祭り囃子だが、何故か突然オルゴールも登場する!

「スコットランド」はコンヴィチュニー(62年7月没)とゲヴァントハウス管による最後の演奏記録のひとつ。指揮者の腰の座った情念と楽曲の様式美が微妙に織り重なった演奏で、最後まで飽きさせない。協奏曲では20代半ばのイーゴリが普遍的な演奏を披露。