1997年10月22日発売
ApocolokyntosysApocolokyntosys
イタリアの新人プログレッシヴ・ハード・ロック・バンドのデビュー・アルバム。ほとんどのメンバーが20歳以下(ギターなんて16歳!)とは思えない緻密な構成とシュアな演奏テクニックを披露。おさえ気味の叙情的なヴォーカルにも風格が感じられる。美しい。
SingSing
オハイオ出身の三十路ギタリストの3作目。技巧派で知られる彼だが、そのプレイには年齢に相応しい独自の味があり、単なるテクニックのお披露目盤とは一線を画した隠し味がある。タイトル同様“歌う”ギターはツボを心得て、ほのかな安堵感が漂う。
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第5集ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第5集
このシリーズは毎回すばらしく音楽的な演奏で楽しみだが今回も上々の出来。ソナタアルバムでもおなじみの(1)(2)(3)に「ワルトシュタイン」どれも清水の情熱とロマンティシズムを漂わせた快演だ! 美しい響きで熱を込めて語られる彼の音楽に思わず息をのむ。
シューベルト:美しき水車小屋の娘シューベルト:美しき水車小屋の娘
深く瑞々しい声。スコウフスの歌にはかぐわしい“香り”がある。若さゆえの自信とナイーヴな心が交錯する「水車小屋」の世界はこれ以上ないほど今の彼にぴったりだ。ヴンダーリヒ以来の名盤誕生を宣言しよう。手許に置いて繰り返し愛聴したい1枚である。★
感傷的なワルツ感傷的なワルツ
4年ぶりのアルバムは、このような有名小品集。曲の全体の雰囲気はもちろん、つなぎの部分でさえも、彼女独特の艶やかさ、彫りの深さ、リズムの強靱さがはっきりと見えてくる。前橋のように、自分の言葉で語れるヴァイオリニストがなんと少ないことか。★