1997年10月25日発売
サザン・ディライト/ベアフット・ジェリーサザン・ディライト/ベアフット・ジェリー
懐かしい。70年代にカントリー・ロック周辺で渋く人気を集めたグループで、腕達者な人たちだけあって、カントリー、ロック、R&Bなどの接点で革新的な音楽性を理にかなった方法で楽しませてくれたグループでもあった。1枚目と2枚目を一緒に。
シングルスシングルス
今は亡きロニー・レインが残したシングルを集めた超貴重盤で、シミジミと良い。惜しい人を亡くしたという想いが今さらながら募る。哀しくて、でも心が暖かくなるのを感じながら涙が出てくるという重層的な楽しみをもたらすこんな人、いなくなったなあ。★
ザ・ブック・オブ・シークレッツザ・ブック・オブ・シークレッツ
チーフタンズの95年来日公演にも同行したカナダ女性ヴォーカリストの、通算6枚目。“流浪の民”ケルト人の末裔らしく世界各地への(主に想像上の)旅から想を得た、本人が語るには「モザイクのような」内容になっている。しっとりとした歌も魅力的。
カラーズカラーズ
現代的な正統派フュージョン作品とでも呼べばいいだろうか。ダンサンブルなリズムに乗って、ウェイラムのテナーがメロディアスにリズミックに飛び交う。心機一転レーベルを移籍して吹き込んだこの第1作では、持ち味のソウルフルな響きも一層快調だ。