音楽むすび | 1997年11月1日発売

88年以降に発表された、ライヴを含む3枚のアルバムから編集。ウードの音色が印象的な(1)が、各国を放浪してきたユダヤ系詩人／シンガーとしてのあり方を象徴しているよう。(12)(13)が新曲。米南部風な演奏に絡むヴォーカルの、エロ親父風情は相変わらず。

シンガー・ソングライター、レナード・コーエンのベスト(75年発表)。67年のデビュー作から74年の5枚目のアルバムからの自選集で、初ヒット(1)、ティム・ハーディンなどがカヴァーした(4)など、初期の名曲ばかり。特に秋から冬に聴くとグッとくる。

英国のメジャー音楽誌でも扱われているらしい2人組。ベース、ギター、ヴォーカル、ゲストによる生ドラムも使っているが、プログラミングの音が目立つダンス・ミュージックである。無機的な音だと思ったが、デジ・ロック・ファンならイケるかもしれん。