1997年4月25日発売
アンソロジー〜ハウスパーティアンソロジー〜ハウスパーティ
はるか未来のいつの日か振り返った時、20世紀最強のロックンロール・バンドのひとつに数えられるに違いないバンドの、アトランティック、EMIを通じて歴史を綴ったベスト盤。無冠の帝王の頃の、強靭な鋼がしなるような演奏がやっぱ、いいっすね。
ベスト・オブ・ジョナサン・リッチマン&ザ・モダーン・ラヴァーズベスト・オブ・ジョナサン・リッチマン&ザ・モダーン・ラヴァーズ
ビザークレー時代の5枚のアルバムから選出した初期にジョナサンのベスト盤的CD。ヴェルヴェットが全世界で道にまよってボーとしてしまったような甘く若々しい曲がたんまりつまっていて飽きさせない。脱力と緊張が同時にやってくる快曲ぞろい。
ナイトフライナイトフライ
徹底した完璧主義をつらぬいてきたグループ、スティーリー・ダンのドナルド・フェイゲンがソロとして放った傑作。サウンドへの執拗ともいえるこだわりから磨きあげられ得られる音楽は、このうえなく聴き心地のよいものとなっている。
KAMAKIRIADKAMAKIRIAD
11年振りの新作おめでとう! 例の「ニューヨーク・ロック&ソウル・レビュー」で華麗なる予告編を届けてくれたように、この新作、期待を裏切らないワン・パターンぶり。プロデュースがウォルター・ベッカーだから、スティーリー・ダン復活と喜んでもいいね。
サレンダー・トゥ・ジョナサンサレンダー・トゥ・ジョナサン
ニール・ヤングが作ったという新レーベルから登場した97年リリースのアルバム。といっても間抜けそうな海賊に扮したジャケットからしてマイペースの作風は不変。さまざまな音楽性を取り込みながらも、決して才気走っては見えないとぼけたパーソナリティがこの人の最大の魅力。