1997年4月発売
ブッダの休日ブッダの休日
コアな部分を保ちつつ、さらに広い層の人間の耳を引き付けようとするブッダの意欲作。選び抜かれたループが次々と現れては消えていく、ひたすら気持ちいいトラックがとにかく秀逸。個人的にはニップスのラップ・パートが超好き。インスト「輪廻転生」も深い。
ベートーヴェン:作品10・32変奏曲・ポロネーズベートーヴェン:作品10・32変奏曲・ポロネーズ
新録音11枚目。園田高弘のこの一連のシリーズは今、もっとも注目してよい音楽家の仕事のひとつだと思う。(まったく言うは易し、だが)余分なことは何もせず、足りないところはない。音楽の運びの確かさ、音そのものの魅力で飽きさせることがない。★
脳内シャッフル革命脳内シャッフル革命
今回も衰えることなく、音も歌の言葉も、そしてヴォーカルそのものもトンガっている。もちろんすべて攻撃的だが、単に吠えるだけではなく、軽くいなして楽しく音楽する、気持ちのフットワークの軽さも感じたりする。キツイけど、楽しい作品。
dawnbrightdawnbright
ブラック・ミュージックのフレイヴァーを色濃く出す、シンガー・ソングライター和田弘樹の3rd。今回も細部に渡って練られたアレンジで、アーバン感覚いっぱいのカッコいいアルバムになっている。全体的にジャミロクワイに通じる部分を感じる。
Public GardenPublic Garden
恐るべき子供たちの登場だ。18歳になったばかりのソングライター・降谷建志ひきいる3ピース・バンドのセカンド・アルバムは、ハードコア、ヒップホップ、パンク、そしてポップスまでを飲み込んだ超ミクスチャーな傑作。ファーストとあわせて必聴。