1997年4月発売
ビギンビギン
カート・ベッチャーを中心に誕生したグループが、1968年に発表した作品で、発表当初は、実験性が強すぎるということで評判にならなかったが、60年代のカリフォルニアのプログレッシヴ・サウンドが凝縮された傑作として、その後、神話化されていった。
バッハ:チェンバロ協奏曲ヘ長調バッハ:チェンバロ協奏曲ヘ長調
大バッハの長男として生まれながら、兄弟中最も不幸な人生を送ったヴィルヘルム・フリーデマンは、たとえばこのチェンバロ協奏曲集を聴いただけでも天才的資質を備えていたことがわかる。彼がもっと強い精神力を持っていたら……と惜しまれてならない。
バッハ:トリオ・ソナタ集バッハ:トリオ・ソナタ集
バッハの次男カール・フィリップ・エマヌエルは、バロックから古典派への過渡期、いわゆる“多感様式”を代表する作曲家。ロンドン・バロックによる彼のトリオ・ソナタは、特有のギャラントな表情を過度にならずに表現する、精緻なアンサンブルで聴かせる。
バッハ:トリオ・ソナタ集バッハ:トリオ・ソナタ集
大バッハの下から2番目の息子ヨハン・クリストフ・フリードリッヒの人生(1732〜95)は、そのままバロック期から古典派期への移行時代に重なる。この時代の面白さをもっと広く知ってほしいと思う筆者にとって、このアルバムの発売は嬉しい。