1997年5月25日発売
幼馴染みとのデュオで、英国フォーク・ルーツ誌の95年度最優秀アルバムを受賞するなど、英国フォーク界注目の女性シンガーのデビュー作。アイリッシュ風味も適度に、トラッドやオリジナルを切々と歌い綴る。ここには歌が存在するという、そんな力が凄い。
オーストラリアで発売されていた限定盤で、シングルのカップリング曲を一同に集めた5枚組16曲入りのボックス・セット。1年半以上に渡るツアーからの音源が中心になっており、東京公演も[2](2)、[3](2)に収録されている。[1](2)、[4](1)は検閲の厳しい国やエア・プレイ向けに例の4文字を抜いたクリーン・ヴァージョン。
前作より3年ぶり、デヴィッド・バーン97年のアルバム。ラテン、サルサといったブラジル的要素がバーン好みに料理されたアルバム。一見ハチャメチャそうで実は統一性のあるバーンの世界。ニューヨーク風ラテンといえるなんとも不思議な世界を体験してみては。★
名前は男のようだが、60年代のアメリカン・アイドル歌手。これは64年に発表されたボサノバ・リズムの作品集で、バックはローリンド・アルメイダというすごいコンビ。そういえばこの時期、イーディー・ゴーメなど、みんなボサノバを歌っていた。
20年以上の歴史を誇る大物グループ、シカゴを語るとき、忘れてはならないのがこの人、ピーター・セテラ。この作品はまだ彼がシカゴ在籍中の81年にリリースしたソロ第1弾アルバムなのだが、おなじみのハイ・トーン・ヴォイスが耳に優しく、感傷的な仕上り。
シカゴのリード・ボーカリストからソロへ。その第1作目が大ヒットと好調です。「グローリー・オブ・ラブ」に代表されるように聞きなれたメロディアスなバラードが3曲、その他にビートの効いた曲やシンセサイザー・サウンドも。ベテラン、セテラの意欲作。
ピーター・セテラのサード・アルバム。ピーター本人とパトリック・レナードの共同プロデュース。デイヴ・ギルモアとボニー・レイットがゲストとして参加している。バラード・シンガーとしてのピーターの魅力が、たっぷり味わえる。
あくまでも優しく、透明感あふれる歌声は、前作から4年という長いインターバルを全く感じさせない、どこを切ってもピーター・セテラである。そんな中、(3)はチャカ・カーンとのデュエットという異色の顔合わせだが、彼らしく美しい作品となっている。