1997年7月2日発売
ELEVEN GRAFFITIELEVEN GRAFFITI
ワールド寄りのアプローチをみせた前作から1年。ドラムン・ベース、70年代ソウル、ブルース……新旧混合さまざまな要素でカラフルに描かれた落書きは、肩の力を抜いた自然なタッチで心を和ませる。リコーダー、アコーディオン、グロッケンの音色がまたよし。
NEWSNEWS
ハード・ロックなのにどギツさの微塵も感じられず、無駄な贅肉がすっかり落ちて筋骨隆々のサウンドを聴かせてくれるアルバムだ。メロディの中に清涼感や宇宙的な広がりが現れ、そこは悪魔のくせに…と思うが、キャリアならではのツボのつき方に納得。
20th cAnniversamy20th cAnniversamy
Epic時代の音源に、アルフィーの坂崎幸之助との再レコーディングおよび新曲を加えたややこしい選曲。坂崎と組んだ曲にフォーク色が強まるのはまあ当然か。植木等からの影響を窺わせる[1]-(10)が、いつもの軽い笑いに流されすぎずおもしろかった。
ザ・ミュージカル・チャイムスザ・ミュージカル・チャイムス
ちょいvoに気合い入りすぎ? コンポーザーとしての成長ぶり、アフロ同様の立派なソウル魂はわかるが、全編(9)くらいのスウィートさで歌ってもよかったのでは?R&Bへの造詣の深さや楽曲の完成度の高さ、歌枝には感心するが、それ以上は入り込めない。