1997年7月発売
NATURALNATURAL
渋谷系ブームの沈静化に伴い、実力のあるグループとそうでないグループの明暗がはっきりとしつつある。そこへいくと彼らは安泰なのだろうなと、この新作を聴いて思った。アコースティック楽器のやさしい音色と爽やかなヴォーカルが青春してていいですな。
黄金期のロシア・マエストロ・シリーズ黄金期のロシア・マエストロ・シリーズ
デジタル録音としては初の「四季」。随所にプレトニョフのチャイコフスキーへの共感が感じられ、しかもそれが情感に過度に流されすぎることがない。各曲のもち味をよくつかみ、デリケートに仕上げていく手腕は大したものである。
スペクタクル・ロシアン・ヴォイススペクタクル・ロシアン・ヴォイス
ソ連からロシアになっても赤軍合唱団って言うのかしらん。重量級の男声合唱が力まかせに歌う演奏を終始聴かされるのは少々辛いものがある。特に選曲、アレンジのセンスの無さには参ってしまった。「第九」のドイツ語の発音は思わず笑ってしまいました。
ユーラシアン・ジャーニーユーラシアン・ジャーニー
1500年前に中東から中国、日本に伝わり、正倉院に現存する日本最古の楽譜を、高橋鮎生が現代のビートで甦らせた。民族楽器が多く使われた本作は、結果的にプログレ的な響きを持った。ヴォーカルでEPO、上野洋子(元ZABADAK)が参加している。