音楽むすび | 1997年7月発売

須川のサックスに接すると、音楽家にとってのセンスの必要性を痛感させられる。それは“聴かせ方”や“語り口”の領域。音楽ジャンルは関係ない。稀有な才能である。ちょっとマジメが入ってるけど山下(この2人、同い年だとか)の柔軟なサポートも極上。

TV番組のテーマ曲である(1)を含む全5曲のミニ・アルバム。ルックスも良さげな方だし、楽曲もカラオケ好きな方にはいいかも。ただ歌唱力が少し気になる。下手をすればカラオケ口説き男に負けちゃうかもヨ。今後に期待シマス。

待望の15曲入りフル・アルバム。使う楽器、音楽のスタイルは違っても、ジャズの持つスピリチュアルな要素を自分たちの音楽にすんなりと編み込むことができる数少ない日本人アーティストだ。アブストラクトな雰囲気は強いが、聴きやすく嫌みのない仕上がり。