1997年8月21日発売
オン・ザ・ギンザオン・ザ・ギンザ
57年ノース・カロライナ出身。すでに多彩なキャリアを持つが、これが初リーダー作。またもやジョージ・ベンソンの影響下に育ったギタリストということだが、プレイは爽やかで軽快。スムース系とポップR&Bの折衷型だ。表題曲はマイルス作でなく自作。
イタリアン・バラッドイタリアン・バラッド
トランペット詩人と言っても過言ではないほど、とってもムーディにプレイする彼。深みのある太く優しい音色で、あますところなくバラッドを聴かせてくれる。彼の中にあるジャズのテイストとイタリアン・ミュージックとの融合が生み出す新しい世界。
Sleep My BESTSleep My BEST
もちろん、アーティスト写真が物語るようにヴィジュアル系なんだが、ちょっと耳を傾けてしまったのは個性的な声と、意思表示がある太くて歪んだベースの音が心を揺すぶったのかも……。(6)のギター、キレイですね。
ヴィヴァルディ:チェロ協奏曲ヴィヴァルディ:チェロ協奏曲
近頃名実ともにバロック・オーケストラとして世界の第一線に躍り出たターフェル・ムジークの、従来の彼らよりハーモニクスを重視した音作りが美しく活かされたヴィヴァルディの演奏&録音。ビルスマのほのぼのとして切れ込み鋭いソロの味わいも大きな魅力。
圓生百席22圓生百席22
(1)はけっこう有名な噺だが、ふたつの長いマクラが珍しい。高座でなかなかこんなにたっぷりとは聴けない。(2)も江戸の芝居を丁寧に解説した上で始まるから、特別な知識がなくても楽しめる。今回の噺では「質屋庫」が圓生らしい人物描写の妙を堪能できる。
圓生百席23圓生百席23
品川の女郎お染に心中をもちかけられたが、土壇場で裏切られ自分だけ死にそうな目にあった金蔵が幽霊と偽って仕返しを図る「品川心中」を、“下”まで含めて収録。もう一編は外国の話に題材を取ったという「死神」。