1997年9月22日発売
映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』の50年代の町並みが映るシーンで印象的に使われていた全米1位の逸品(2)をはじめとする代表曲を集めたベスト。女性4人による温かくチャーミングなハーモニーと、ピースフルな曲調が、古き良き時代へと誘う。
甘さがなによりの60年代のお兄さん。顔も甘口でなごみます。ケイデンス時代のアメリカン・ヒットのみならず日本だけのヒットもばっちり。ソングライターとしての才能も素晴らしかったことを忘れてはいけません。ロックンロール系の曲もゴキゲン。
1年3カ月ぶりの登場となる、みやむーの2nd。周防義和、鈴木慶一、関口和之といったそうそうたるメンバーによる楽曲を、アイドルチックなウィスパリング・ヴォイスで披露している。歌唱力のなさが分かってしまう曲もあるだけに、やはりマニア向けか。
映画でミュージカルでおなじみの曲をキャリア20年のジャズ・ヴォーカリストが歌い上げた。選曲は歌舞伎にミュージカルに活躍中の松本幸四郎。名曲揃いだが、それぞれの曲のイメージをしっかりつかみ、可愛らしい(3)、弾むような(6)など、歌いかたも微妙に違う。
強情で不器用なワイやけど、おまえが必要なんや…と、たかじんらに代表される“大阪レイニー・ポップ”を見事に表現。特別じゃない、あたり前の生き方を朴訥に暖かく唄いあげる雅。“笑い”も無くきわめて音楽性の高いファースト・アルバム。
元クライズラー&カンパニーの葉加瀬太郎をプロデューサーに迎えた意欲作。しっとりとしたアコースティックな演奏に乗せて“女”が開花じゃ。ジャケットの写真を見ながら聴けば大人と子供の中間期特有のエロティシズムが伝わってきて、ドキドキよ。
鮮やかな色彩と、海洋をテーマにした作品で人気の版画家、クリスチャン・ラッセン。そのラッセンが、自らの作品世界に通じるようなヒーリング系の曲を選曲したシリーズの1枚。確かに、パラダイス気分の曲ばかりで、なごめちゃう。さっすが商売上手!
ボビー・コールドウェル作でエイミー・グラントと歌い全米1位を獲得した(2)やチャカ・カーンとの(4)など、デュエット曲の代表作やシカゴ時代のヒット曲の新録(1)(5)(8)などでまとめたベスト。パワフルにバラードを歌うシンガーとしての個性が端的にわかる。