1997年9月25日発売
スムースでポップなR&Bサウンドが人気を集めた『フィール・ザ・グッドタイムス』に続く2作目。ヴォコーダーを使ったアレンジが心地よい(1)、アンディ・マーヴェルがプロデュースしたタイトな(4)、70年代ディスコ風の(5)など、今回も売れ線の曲が並ぶ。
1,000円の廉価盤だか、これはお買い得。ロシア・北欧の作品を収めたアルバムだが、チャイコの冒頭からあふれ出してくるクリーンで透明なサウンドにニッコリ。ともすれば、トロトロのセンチメンタルになってしまうこの曲が、すばらしく格調が高く美しい。
現在もっとも安定して完成度の高いヴァイオリニストの1人。今回は高い評価を得た1番の協奏曲に続くもので、強靭で緊張感のある演奏が聴ける。ともに乾いた抒情性と諧謔性のある作品だが、見事な構築をみせている。指揮もタイトでスマートだ。★
アニメの主題歌やFM番組のパーソナリティで人気の彼女の、初めてのベスト・アルバム。93年から96年までにリリースされた8曲のシングルのメイン・トラックのほかに、アルバム未収録曲(10)と(12)が入っている。さらに、(9)は未発表ヴァージョンだ。
MR.BIGのシンガー(当時)、エリック・マーティンの、アメリカの人気番組のサントラ『マッド・アバウト・ユー』に収録されていた(1)をフィーチャーしたシングル。安堵感漂う好バラードだ。(3)は彼がプロデュースを手掛けた女性シンガー須藤あきらとのデュエット曲。どれも歌心を秘めた秀作。
『エンペラー・トマト・ケチャップ』から約1年半ぶりの、97年のアルバム。基本的にはその前作の延長線上にある作りだが、ジョン・マッケンタイア以外にマウス・オン・マーズのメンバーなども参加、貪欲なまでに心地良い響きを追求していた作品になった。
ジャンル
エキゾティシズム100%なジャケで登場のアニー・クラマーは、ニュージーランド出身の女性歌手。けれど、ジャケから連想されるような南洋風ののほほんサウンドじゃなく、けっこうタイトな今風ポップです。ポリネシア風味は、あくまで隠し味として。